2026 (R8/社26/47歳)
2026/3/28 神戸市記録会 (ユニバー)
- 200m 23秒57 (+0.4) (8着)
10月下旬から11月までのトレーニングを順調にこなせたと手ごたえを感じていた12月上旬に腰痛発生。 12月を何とか乗り切り、1月2月のトレーニングは再び順調にこなせたが、3月上旬に再び腰痛。 ごまかしごまかしスピードアップセッションをこなした結果、 今日の試合に向けてのポイント練習と考えていた3月16日の競技場練習では、腰が痛くて走れなかった。 振り返れば、去年も一昨年も3月は腰痛に苦しんでいる。 同じ失敗を繰り返してんじゃねぇよ。 一定期間トレーニングを消化できたら休む。 意識はしているが、47歳の自分の身体にあったさじ加減ができていない。 再三このブログにも書いてきたが、年齢を言い訳にして練習量を落とすことはしたくない。 でも、トレーニング効果を最大化するトレーニングの量と質の「さじ加減」をもっと強く意識しなければならない。 特に減らす方で。
腰が痛くて走れなかった日から4日後の3月20日土曜、アップシューズで200mを3本、25秒台で走ることができて少し気持ちが楽になった。 4日後の3月24日火曜、シーズン初戦に向けて最後のスプリント練習のメインは100mを3本、 加速走で11秒6台とかなり物足りなかったが走ることはできた。 そして今日3月28日、今年もかなり迷ったけど、腰の故障への不安を抱えながらもやっぱり私は走った。 24秒台も覚悟した。でもタイムが出せないから逃げるようなことはしたくないという「さじ減」ができない価値観が勝った結果やっぱり私は走った。 その結果23"40のタイムで申し込んだ第4組で8着。やっぱり走れてねぇなあと思って恐る恐る記録を確認すると23"57(+0.4)。 心配していたほどのタイムではなかった。昨年の23"68(+3.8)に比べたら十分に走れていた。 結果論、今日走ってよかった。次につながる良い練習になった。
| 日月 | 大会名 | 場所 |
| 4/11 | 春季記録会(H) | ユニバー |
| 4/26 | 神戸総スポ春季(H) | ユニバー |
| 5/5 | 大阪マスターズ(J) | 服部緑地 |
| 5/17 | 東海マスターズ(J) | 三重 |
| 5/24 | 関西実業団(H) | 京都たけびし |
| 6/14 | 大阪マスターズ | YF長居 |
今年は隔年開催の世界マスターズ選手権の開催年で、M45110mHは予選が9月2日、準決勝、決勝が9月3日と決まっているので、 シーズン前半を早めに切り上げてそれに備える計画。兵庫選手権には出場せず、6月中旬から9月3日に向けてのトレーニングサイクルに入る。 また、今期の目標は、昨年、一昨年と達成できなかったふたつに世界マスターズの優勝を加えた次のみっつ。
- M45世界記録の更新(0.991mハードル 14"26)
- 世界マスターズ3度目の優勝
- 全日本実業団通算20回出場(1.067mハードル 14"80と条件のクリア)
欲張りだけど、全部達成したい。その気持ちがあるから47歳になっても自分でいうのもなんだけど、ストイックに(周りからよく言われる言葉)競技に向き合えているのだと思う。
2026/4/11 春季記録会 (ユニバー)
- 15"60 (-2.0) (8着) [2026春季記録会]
火曜日の練習や、今日のウォーミングアップの感覚はそこまで悪くなかったが、 レースではアプローチの8歩の走りに失敗。後半まで悪い流れをズルズルと引きずり15秒後半に沈んだ。 とはいえ、1か月前の腰の状態を考えると、ハイハードルのレースに出場して完走できる状態にまでもってこれたことの意義は大きい。 現在、左脚に坐骨神経痛の症状が残っており 負荷が大きいスタートダッシュや、ハードル練習に関しては、必要最小限の本数に絞って実施している。 今後もこれらに対してはミニマル化を意識することには変わりないが、 スタートからの8歩は最も大切な局面なので、もう少し徹底したい。 次回は久しぶりに申し込んだ神戸市総合スポーツ春季大会で、予選1本に絞って出場する予定。 今日の結果を受けて「早く走りたい」と思った。その気持ちが競技に対するモチベーションになる。
2026/4/26 神戸市総合スポーツ春季大会 (ユニバー)
- 予選 15"02 (+1.1) (2着) [2026総スポ春季大会]
骨盤周辺はまさに小宇宙。目まぐるしくコンディションが変わり、痛みの因果関係がよく分からない。 「早く走りたい」と思った春季記録会の後、やっぱり負担がかかったのか腰回りが固くなった。 そんな中、本当は水曜日に次の練習をと考えていたが、天気や仕事の関係でうまく調整ができず、 腰はガチガチだったけど、火曜日に走練習を行った。メインは200mを2本。「つなぎの練習」がしっかりとできた。 その後、六甲宿泊登山、兵庫カーニバルをこなして翌月曜に春季記録会以降初のハードル練習。 春季記録会の時に感じていたように、感覚は悪くない。神戸高校での曲走路を含む土での100mの加速走のタイムも11"33まで上がり、 腰に不安はあるものの、1歩1歩仕上がってきていることを実感できた。
そして今日のレース。絶好の追い風の中15秒台に終わったが、前回のタイムを鑑みればこれでも十分。感覚も悪くなかった。 まだまだ練習試合なのだ。次の大会以降が狙った大会となる。 5月5日の「大阪マスターズ」と5月17日の「東海マスターズ」はマスターズ規格のジュニアハードルでのレース。 昨年秋に記録した日本記録14秒53の更新はなるか。 そして夢の世界記録14秒26にどこまで迫れるか。 出来るだけの調整をして、「正射必中」の精神でレースに挑む。 その後、関西実業団。全日本の参加標準記録が0.1秒上がって14秒70になった。これを目指すしかない。 今の自分には、いずれの目標も実現可能だと思える。 それが大切。自分の可能性を信じられる者こそ夢を実現することができるのだ。
2026/5/5 南部忠平杯大阪マスターズ(服部緑地)
- M45 110mH(0.991m) 14秒58 (+0.4) (1着) = 大会新 [2026南部忠平杯大阪マスターズ]
5月5日こどもの日、家族連れでにぎわう服部緑地公園内の陸上競技場でのレースは今日が初めて。
初めての競技場での試合はワクワクするものだ。
さわやかな青空、バーベキューの香りが漂うバックストレートでウォーミングアップ。
1台だけハードルを置いて、スタートブロックなしのクラウチングスタートからアプローチ練習は4本だけ実施。
1本1本課題を確認して、そして修正して、4本で仕上がった。感覚は良い。
ホームストレートに吹く風は追ったり向かったりと安定しなかったが、
110mHのレース中は程よい追い風が吹いた。
スタートからゴールまで気持ちよく走れて、微風の中昨年ベストの14秒53に迫ることができた。
今日やるべきことは概ねできたと思う。しいて言うならば10台目を越えてからの走りにややもたつき感があった。
次は来週末の東海マスターズ。 継続した初動負荷トレーニングでコンディションを整えつつ、 スプリント、ハードル練習は2回だけ予定している。 それぞれの練習にしっかり意味を持たせて、もう一段ギアを上げることを目指す。 今日と同じ感覚で走って、今日よりよいタイムが出る状態に仕上げることができれば成功だ。 次回も自分のやるべきことに集中するのみ。「正射必中」である。
2026/5/16 東海マスターズ(伊勢)
- M45 110mH(0.991m) 14秒95 (+0.3) (OPEN)
調子は良かった。コンディションも悪くなかった。だけど正しく射ることができなかった。
弓が手元でぶれた。遠路はるばる三重県までやってきて、御用達となっている松坂のホテルに一泊して出場したにも関わらず
チャンスを生かしきれなかったことがとても悔しかった。
悔しかったけど、この気持ちがあるうちはまだまだ大丈夫だとも思った。
具体的な反省点は次の2点。
- アプローチの8歩をしっかり踏めなかった
- ハードルに肩から入り腰から入れなかった
2026/5/24 関西実業団 (たけびしスタジアム京都)
- 予選 15秒02 (+0.7) (6着) [2026関西実業団]
今回もやれるだけのことはやったけど、目標達成とはならなかった。
前日本記録保持者の泉谷選手が出場した結果、全体で9番目で予選通過もならなかった。
神戸市総合スポーツ春季大会以降は比較的良い状態をキープすることができたが、
調子の波があまりにも小さく、風の強さの差異はあれどまたしても15秒02という結果に終わった。
ここ3年間、ハイハードルでは15秒がひとつの壁になっているという現状を鑑みると、そう悪くもない結果かもしれない。
年を取るにつれて体力は衰えるものだから、現状維持で合格点とすることも出来るかもしれない。
でも、それでは面白くない。
届くか届かないか、ギリギリで届きそうな、届くと信じることができる目標を設定して、それに挑戦することこそ、私が大切にする価値観なのだ。
だから、安易に目標を下げたくない。目標を下げないからなかなか満足できない訳だけれど、そうやって試行錯誤するそのプロセス自体が競技を続ける楽しみなのだ。
予選落ちした結果、早く競技場を出ることができたので、ワールドウイング神戸によって初動負荷マシンでダウンをやりながら、
そんな話をスタッフの方とすることができ、自分の気持ちを整理することができた。
今後は、3週間後に大阪マスターズを入れてはいるものの、気持ち的には一区切りしていて、9月の世界マスターズ大邱大会を目指す流れには入っている。 何か刺激が欲しいので、チャンスがあればワールドウイングのトレーニング合宿に行きたいとも思っている。 現状維持では面白くない。 47歳、一般的には体力の減少局面だが、ここで増加させてやりたい。 自然の摂理に抗ってやるぞ。ハイハードルでは全日本実業団B標準の14秒70、ジュニアハードルではM45世界記録の14秒26。引き続きこれらの記録をターゲットとする。
2026/6/14 大阪マスターズ (YF長居)
- M45 110mH(0.991m) 14秒83 (-0.7) (1着) [2025大阪マスターズ6月][2025大阪マスターズ6月2]
気持ち的には一区切りとしながらも、予定通り今日の試合までは前半戦と位置づけ競技的状態をキープしてきたつもりである。 関西実業団後は、久しぶりに7歩アプローチの練習を取り入れ、以前にも感じていた通りその練習が8歩のアプローチにも好影響を与えてくれて、 家を出る前には「普通に走れば最低でも日本新」と思っていた。現実はそう甘くはなかった。
今年はこれで前半戦終了。世界マスターズがなければ、兵庫選手権や布勢スプリントに申し込んでいただろうが、 そこは我慢をして、世界マスターズ以降の秋シーズンを目指す。何をやろうかなといろいろ考えてはみたものの、 結局は今までと同じようなところが落としどころとなってしまう。 何回考えても私の経験に基づく発想ではトレーニングプランは大胆には変わらないのだなと感じた。 だからこそ、それを徹底するしかないのかなと思った。 昨年秋に記録した14秒53から目標となるM45世界記録14秒26までは0.27秒。単純計算で各インターバルを0.03秒、1秒間に30コマの動画に換算すると1コマ分のタイムの短縮が必要。 そんな微妙な差異を生み出すためには、筋力や瞬発力に頼れなくなってきた今だからこそ、より細部こだわった技術的なトレーニングが必要なのかなと思う。 各種補強を再開するとともに、近年は厚底スパイクの影響で上から下への接地が強調されているが、昔やった「引き込む踏切」のようなイメージを持って「グン」とハードル上で進む感覚を養いたい。 時間をかけてモデルチェンジさせてみせよう。
| 日月 | 大会名 | 場所 |
| 8/8 | 関西学連記録会(H) | ユニバー |
| 8/11 | 三校定期戦(200mH) | ユニバー |
| 9/2,3 | 世界マスターズ(J) | 韓国・大邱 |
| 9/13 | 北陸マスターズ(J) | 福井 |
| 9/26 | 屋島カーニバル(H) | 屋島 |
| 10/4 | 神戸スポ総秋季大会(J) | ユニバー |
| 10/10 | 秋季記録会(H) | ユニバー |
| 10/12 | 全日本マスターズ(J,100m) | 愛媛 |
2026/8/8 関西学連記録会(ユニバー)
- 15秒44 (-1.4) (5着)
世界マスターズ大邱大会の決勝まであと26日。 8月のこの時期に出られる試合があまりない中、関西学連記録会がユニバーで開催されることになったのでちょうどよいと思ってエントリーした。 14秒台が出たら満足、おそらく15秒2から3くらいかなと思っていた中での15秒44は、向かい風とはいえ少々物足りない。 シーズン前半を早々に切り上げて、今は世界マスターズに向けて、あえてハイハードルでの練習を積極的に取り入れている。 ジュニアはごまかせるけど、ハイはごまかせない。 実際ジュニアハードルではまずまず納得のいく走りが出てきだしたが、ハイハードルではいまいちといった状態だったので、 練習通りの結果となった。毎度のことながら、1台目の入りが鈍いので、それ以降ももたついた。 「set」で走り出せる感覚がある、アプローチの8歩がしっかり踏めている、1台目に強くアタックできる、そのような状態に仕上げることが今後の目標となる。
今年の春のシーズン、調子が良かった大阪マスターズの24日前に行われた春季記録会が15秒60(-2.0)だった。 世界マスターズの決勝まであと26日。目標となる日から逆算してトレーニングを進めているのだ。 26日後には競技的状態のピークが出現するはずだと信じて、今後も予定通りトレーニングを継続する。 8月11日には、そのトレーニングの一環として、久しぶりに三校定期戦の200mHに出場する。楽しみだ。
2026/8/11 神戸・兵庫・長田三校対校(ユニバー)
- 200mH 25秒82 (+2.0) (1着)
毎年のように走っていたと思っていたが、近年は走っておらず2022年以来のニーパーのレースであった。 後半が思った以上に走れず、記録も思ったような記録は出せず、感触は良くなかったが、ここでレースを1本こなしたことに意味があるのだ。 全力で200mをハードルつきで走ったことが、必ず今後につながる。明日から3日ゆっくり休んで、いよいよ世界マスターズをダイレクトに見据えたトレーニング期間に入る。 やるべきことは整理できているので、それをひとつひとつ丁寧に実行していこう。自分を信じて、虎視眈々と三度目の世界一を目指すのだ。
さて、私はプロアスリートでもなんでもなく、高校教員だ。数学と部活動を熱心に指導している傍ら競技を続けている。 今日の三校定期戦、私が勤務する神戸高校が、私の母校であり前任校でもある長田高校の連覇を阻止して、昭和62年以来39年ぶりに優勝した。 神戸高校の陸上部員たちにに足りていなかったものは「自分たちを信じる」ということだったと思う。 事前に得点のシミュレーションをして、実際に俺たちにも可能性があるのだということを生徒たちと共有し、 私からすれば生徒たちを「その気」にさせて、生徒たちはそれに応えて「本気」になって、今日、部員たちは「やればできる」という体験をすることができたと、私は勝手に思っている。 いい仕事ができたぞ。今日のビールはうまい。
2026/9/3 世界マスターズ (テグ)
- 予選 15秒18 (+0.5) (2着) [2026WMAC予選]
- 決勝 14秒82 (+1.8) (2着) [2026WMAC決勝Live][2026WMAC決勝Full][2026WMAC決勝]
メンサはやっぱり強かった。負けて悔しかった。でも、「やり切ったぞ」とも思えた。
例年より約1か月早い6月14日にシーズン前半を終わらせた後の約11週間は、
世界マスターズ決勝の9月3日に向けて、自分が最良と思う計画を立てて、適宜修正を加えながらその計画を妥協することなくすべて実行して、
試合当日も計画した通りに行動して、レース直前のルーティーンも準備してきた通りに実行して、そして無難に走り切って、それでも負けた。
0.08秒差の2位。今回はそれなりに勝負できたかな。だから、やり切ったぞ思えたのかな。
試合を迎えるまで
6回目の世界マスターズ、慣れたもので、韓国開催ということもありスムーズに旅の準備を進めることができた。 大会申込み、ホテル、飛行機などの手配は早い段階で完了、9月2日から9月4日午前中までの授業はすべて時間割変更で対応することができた。 8月31日に出発。9月3日に予選と決勝。試合後は、翌日の早朝の便で帰国して午後には授業を行う。 1日2レースになった分、試合前の余裕はたっぷりと確保できた。試合後はちょっとタイトだけど、これが私のスタイルである。
9月3日の決勝のレースに備えて、春のシーズンを6月14日の大阪マスターズをもって早々に切り上げ夏のトレーニング期間に入った。 例年は9月にあまり走れない傾向にあるため、1か月スケジュールを前倒しして、例年の10月の状態を9月頭に出現させようという目論見である。 大きなアクシデントなくトレーニングをこなすことができたが、 テストレースとして出場した8月8日の関西学連記録会と8月11日の三校定期戦では思ったような仕上がり具合を確認することができなかった。 まだ、試合まで3週間以上ある。気持ちだけが焦ることなく、今やるべきことをひとつひとつきちんとこなしていくことが大切だ。 継続的した初動負荷トレーニングに加えて、レース本番までに計画しているハードル、スプリント練習は残り5回。適切な負荷をかけて、最大限に回復させることに専念する。
8月15日 2泊3日の北海道家族旅行を終えて、三校定期戦から中3日でハードル練習と200mのテンポ走を2本。 ハイ8.8mの後、仕上げにジュニアで数本。 ハイハードルに対してももあげで「ドンッ」と入る感覚を持ってそのままジュニアに移行する。「ドーン」ではく「ドンッ」と入る。 スタートの2歩がまだもたつくが、それが今後の最重要課題。 200mは気持ちよく24秒台と思っていたが25"16と25"00。記録に一喜一憂せずやるべきことをやること。
8月19日 中3日でハードル練習と100mの加速走。ハードル走の感覚は悪くない。 いまだにスタートの感覚を模索中だが、過去にやっていたいくつかのパターンをそのままコピーしてもだめだと分かっている。 今の身体の感覚に合わせた今の「型」を作らねばならない。セットでなるべく重心を前に送る、前脚のブロックを押すことで腰を前にセットする、1歩目接地時に2歩目が遅れないように。 もう少しで完成しそう。今日の100mも11"40にとどまった。7月28日に11"35で走ってからこのレンジのタイムで停滞しているが、今初めて11"40に達したという11"40と、 3週間前に11"35に達してプラトーを経からの11"40とは意味が違うのだと自分を納得させている。
8月23日 県ユース大会を挟んで前回からは中3日。2足詰めのでのジュニアハードルのインターバルランは完璧。課題のスタートもよくなりつつある。 「セット」で骨盤、特に右(後ろ)脚側の骨盤に意識を全集中して、後ろ脚からスタート、骨盤のみを運ぶ。 そのままの角度でハードルにアタックして丹田からハードルに覆いかぶさる。ジュニアハードル特有の技術。 その後のランメニューはどうしようか最後まで迷った結果、ハードル練習で刺激が十分に入ったことを鑑み、 全力は出し切らないテンポ走で気持ちよく走り切ることに。 200m24秒69、100m11秒64。共に力感なくスピードが出せた。OK。
8月26日 国内での練習はあと2回。ハードルアプローチは1台を1本、2台を3本。本数を限定して実施した。 1本1本をより大切に、感覚をより研ぎ澄まして。前回より格段に良い。身体は軽い。 「セット」で前足全体でブロックを抑えることでお尻を上げて、重心を前に送る。骨盤を運ぶ。骨盤と上体の一体化。 その後100mを2本、11"30。11"2台を出したかったが、誤差の範囲。立ち上がりの局面でしっかり身体が動いてきた。 今日もよい練習ができた。今後は身体をしっかり休めることが大切。30日が国内最終練習。手ごたえが欲しい。
8月30日 国内最終練習。今の「型」を最終確認。
- スタートラインの前に立って、左脚シングルスクワット3回、右脚引き付け3回
- できるだけ重心を前に保ったままブロックに足をセット
- このタイミングで腰椎を立てて、もう一度重心を前に送る
- 両腕と前脚の3点で支持
- 「set」
- 左脚付け根にテンションを感じる 骨盤に全集中
- 骨盤がパチンコ玉のようにはじかれる 骨盤のみを運ぶ その軌道の延長線上でハードリング
- 腰をしっかりと入れたうえで、上体をかぶせる ※肩から入らない
- 前方向腿上げで入って「ドンッ」と跳ぶ ※「ドーン」ではい
生成AI
大会までの準備期間中、これまでと最も変わった点は「生成AI」の登場だった。 私は生成AIを普段それほど使っていないが、それでも最近は少しずつそれを使い始めた。 大会に向けて準備する中で不安なことや気になることが頭にわいてきて、それをAIに尋ねてみると、驚くほど気の利いた言葉で、前向きで、大げさに答えてくれた。 世界マスターズに参加する旨を伝えたうえで大邱での観光プランを訪ねたら「大邱薬令市韓医薬博物館」での韓方足湯体験を勧めてくれた。 私が考えていた選択肢にはなかった訪問先で、これはいいなと思って観光ルートに入れることにした。 夏の暑さでなかなか疲れが取れないと感じていて、少し気になっていた「酸素カプセル」はどうかとAIに尋ねてみると、「それは完璧な疲労回復方法です!」と私をその気にさせるうまい言葉で答えてきた。 生成AIに勧められるまま、酸素カプセルとマッサージが受けられる店に行ってみた。確かにとても身体がすっきりした。 自分で確かめてみて、これはいいかもと思ったので、その後2回酸素カプセルに入った。最初は1.2気圧、2回目は1.3気圧、3回目は1.4気圧まで上げることができ、とっても疲労回復した気持ちになった。 競技についていろいろ聞いてみると、パワータイプで前半型のMensah ELLIOTT選手に対して、後半追い上げるレース展開を想定してきた。 私のサイトからの引用か? なかなかやるなと思ったけど、AIは嘘もつく。 別の質問に対して「2026年大邱大会は14秒88で福田選手が優勝しています。」との答えが返ってきた。 いやに信憑性のあるその予想タイムはなんだ。でも確実にこれは嘘だ。まだレースは始まってもいない。 AIの提案は決して鵜呑みにしてはいけない。選択肢のひとつにするのは良い。決断するのは現時点では確実に人間だ。
大邱へ
8月31日の19:30発の便で大邱へと向かう。午前中は初動負荷トレーニング、その後マッサージと酸素カプセル。
AI流に言うと「世界マスターズ大邱大会に向けて、完全に疲労が抜ける完璧な最終調整」を終えて、神戸関空ベイシャトルに乗って関西国際空港へ。
これまで長らくお世話になっていた関空利用者に対する駐車場の無料サービスが終了してしまったのが残念だけど、
それでも駐車料金は4泊5日で2000円とのことだったので、今回もこの経路を選択した。
大阪湾を直線で横切る最短ルートで関空まで行けるから私はベイシャトルが好きだ。
念には念を入れて、私は早めに予約をしているが、いつもそれほど混んでいない。
海が荒れると船酔い注意なのだが、幸いこれまでの乗船時、瀬戸内海はとても穏やかだった。
って、前回大会の時にも同じようなことが書いてある。今読み返して気が付いた。
私が乗る飛行機は韓国のLCC、ティーウェイ航空(2026年9月からはトリニティ航空になるらしい)の便だ。
ホルムズ海峡封鎖などの影響による原油高の影響もあり多少チケット代が高くなっていたのかもしれないが、
これまでのヨーロッパ便に比べると格段に安いので、ゆったり座れる非常口横の席をプラス2000円程度で購入した。
預け荷物の重量がデフォルトで15kgだったので、こちらもプラス5kgを事前購入した。
私の預け荷物は、出発当日家の体重計で計測すると19.9kgだった。帰国時はホテルで適当に詰めたスーツケースを荷物預けカウンターに乗せるとぴったり20.0kgだった。
完璧なパッキングである。しかし、座席は完璧ではなかった。
まず、非常口横の座席はwebチェックインができなかった。
仕方なしにカウンターでチェックインしようとすると、韓国語か英語が問題なく話せることがこの席に座るための条件であった。
購入時の注意書きに書かれていたそうだ。たったの1時間半、乗り継ぎなしで行ける韓国だから油断していた。
追加料金は返金されることなく、たまたま空いていた前から3番目の通路側の席を選択した。
本当は窓側が好きだが、長身の私は通路側一択。通路側、しかも前方の席が確保できてよかった。
定刻より30分遅れての出発となったが、今回は乗り継ぎがないのでノープロブレムだ。
気楽に機内に入ると「福田先生」と声をかけられた。 斜め後ろの座席に座っていたのは高校、大学の後輩にあたる衛藤(中野)瞳選手。いわずと知れた6m44の日本高校記録保持者である。 彼女はW35の走幅跳に出場する。私は彼女が出場することを事前に知っていて、 競技日程を調べると9月2日の午前中に行われるとのことだったので、彼女の試合を観戦しようと思っていた。 宿泊するホテルまで一緒だったので、空港到着後はホテルまでタクシーで一緒に行った。 初参戦の世界マスターズ、衛藤選手はM35走幅跳で金メダルに輝いた。
試合まで
過去の大会の経験から、9月2日予選、9月3日決勝になると思っていたけど、ふたを開けると9月3日に予選(正確には準決勝)と決勝の2レースが行われることになったので、到着から2日間の余裕がある。
メイン会場は2011年に世界陸上が開催された立派なスタジアムだ。
とても大きな競技場で、競技場の正面には大きなウサインボルト選手の看板が飾られていた。
あの頃はボルトの時代だったよなと思い出しつつ、一応正確な情報を調べておこうと検索してみると、100m決勝でフライング失格になったのが2011年大邱世界陸上だった。
100mで活躍した大会じゃなかったんだ。ちなみに200mでは優勝、4×100mRでは世界新記録で優勝している。
さて、競技場到着後はアップ場所の確認。スタンド中段に3レーン約400mの走路、地下に直線約60mの走路があった。
ハードルは地下に置いてあったので、予選の前の朝のアップは途中までスタンド中段の走路で、途中から地下へ向かおうと決めた。
大邱のタータンはヨーロッパで主流のイタリア・モンド社製のタータン。しかも最新型だ。
モンド社製のタータンと言えば「スーパーX」で、国内では鳥取の布勢のタータンが「スーパーX」である。
2004年(もう20年以上前になる)に初めて布勢で走った時「なんだこれは!」と驚いた記憶がある。私がこの昔の「スーパーX」が大好きだ。
ただ、最新型は昔のそれとはちょっと感じが違う。表面にチップが施されていてなんとなく柔らかい。
ヨーテボリのタータンと似たような感じだったので、やっぱりAIに尋ねてみた。
モンド社のトラックは「記録製造機」や「魔法の絨毯」とも呼ばれ、抜群の反発力とエネルギー返還効率を誇ります。 大邱スタジアムに採用されているモンドトラックが高速記録を生み出す秘密は、 衝撃吸収と強力な復元力を両立するハニカム構造の内部バネと、エネルギーロスを防ぐ非対称立体構造にあります。 従来のモンドトラックは「硬くて跳ねるが、足への負担(キックバック)が大きすぎる」と言われることがありましたが、最新モデルは技術の進化によってその弱点が克服されています。柔らかさと高速性の両立には…(以下省略)AIは絶賛しているが、私はどうも納得できないので、さらに昔のタータンとの違いも尋ねてみた。
昔のモンド: 表面も全体も硬く、コンクリートの上を走るように「ガツン」と弾く感覚
最新のモンド: 接地した瞬間は「優しく受け止め(マイルドな柔らかさ)」、そこからカーボンプレートやスパイクのピンが沈み込みすぎない絶妙な硬さで「一瞬で弾き返す」
まとめると、最新型は、身体に優しい高速タータンだということだ。ただ昔のタータンとは操り方が違うようだ。
一般的に日本の高速トラックは非常に硬く、まさにコンクリートの上を走るようにガツンと弾くように走る。私はそのタータンに順応してきたのだろう。
一方でタータン同様、スパイクも劇的に進化していて、
数年前からはナイキやアディダスの厚底スパイクが主流になっている。
今までほとんど見なかったニューバランスやプーマのスパイクもしばしば見かける。
近年は、アシックスやミズノの国産厚底も、国内ではよく目にするようになってきた。
私自身、数年前からは長年愛用してきた伝説の名作ミズノの「クロノインクス」を卒業して、アディダスの「アディゼロプライムsp4」を使用している。
タータンやスパイクは劇的に進化しているが、特にスパイクに関して、その高反発厚底のメリットを私は使いこなせていない。
足が空回りして、「グニャ」としっかり地面を押せていない。
もうちょっと研究して改善できそうな気がしている。
さて、この日私が注目していた種目はW45の棒高跳び。大学のひとつ後輩である田井(川上)小百合選手が出場していた。
もともとハードラーであった彼女は数年前から棒高跳に取り組みこの大会に出場している。
スタンドから一言声をかけた後観戦、彼女も見事金メダルを獲得した。
試合後に話はできなかったけど、久しぶりに彼女の活躍を見ることができたことは良かった。
その後ホテルに戻ってすこし休んでから、計画通り大邱83タワー、西門市場等をふらふらと散策した。
当初予選があると思っていた9月2日。この日も自分のレースはない。
地下の雨天練習場で本当に軽くだけ身体を動かした。身体は軽いぞ。
それだけ確認して、後は前述のW35走幅跳やM50の100mHなどを観戦した。
午後からはお土産探しなど。
地下鉄でサムスンライオンズのユニフォームを着ている人がたくさんいたので調べてみると、メイン会場のすぐ近くにライオンズの本拠地があった。
西武ライオンズのファンである息子用のお土産を大邱のライオンズショップで見つけることができた。
その後AIおすすめの漢方足湯体験に行った。20分ボーっとしながらの漢方足湯はとっても気持ちよかった。
今読んでいる「世界のエリートがやっている最高の休息法」という本によると、「脳を休める」ことが非常に重要らしい。
脳のすべての疲れやストレスは過去や未来から生まれる。すでに終わったことを気にやんでいたり、これから起こることを不安に思ったり、とにかく心がいまここにない確かにそうだと思う。この本に書かれていることを少しずつ実践している。心(頭)を無にすることは結構難しい。 漢方足湯につかりながら、脳と身体を休めた。
いざ、世界マスターズの舞台へ
事前に分かっている欠場選手を除いた上で、レースの前日に番組編成される。
3組予定されていた準決勝は、欠場者数の関係に2組になった。
私は2組の4レーン。最大のライバルであるイギリスのMensah ELLIOTT選手は同じ2組の3レーン。私の隣だ。
さらに、申込タイムが3番目で、前回大会で銅メダルを獲得したオーストラリアのRyan DOWLING選手が2組2レーン。
欠場者の関係で申込タイム4番目となったアメリカのRyan OWEN選手が2組1レーン。
つまり、エントリータイムで上位1位から4位までが2組の1レーンから4レーンに並んだ。
あり得ない。楽に予選は通過できるはずだから、気にする必要はないのだが、
予選からメンサの隣になるとは思っていなかった。
チームマネージャーを通して確認してもらうと、予選は申込タイムでレーンシードされるが、
予選がキャンセルされた準決勝は完全ランダムで番組編成されるとのことであった。
確かに、ハンドブックにも「予選」は申込タイムでレーンシードすると書いてある。
Seeding for Heatsおかしな話だなと思った。
Sprint and middle-distance events (80m-1,500m) will be seeded into heats based on entry performances.
9:00からの予選に備えて、6時にホテルを出発、地下鉄の時刻表を検索できなかったので、AIに聞いてみて6:13の地下鉄に乗るつもりにしていた。
ところが6:13発の電車なんてなかった。結局数分遅れの電車に乗ったが、スタジアムまでのシャトルバスには十分間に合った。やっぱりAIは嘘をつく。
到着後、この日は朝早かったため、前日、前々日通った経路はまだ開門されていなかったので、別経路でスタジアム内へ。
偶然100mのスタート地点のところを通りかかり、朝はトラックで練習できることが分かった。
「競技終了後」のみ使えると思っていたが、「競技開始前」でも使えた。
ほんの少し雨が降っていたので、予定通り中段通路脇でストレッチのみを行って、その後は予定変更、メインスタジアムのトラックに降りてアップを続けた。
その後地下へ。最低限の本数に限定してハードル練習。そしてすぐ横のコールルームを経て予選のレース。
大邱のハードルは日本のハードルに比べてぶつけた時の衝撃が大きそうだったので、1台目へのアタックも控えめにして、
メンサに先行されたが、後半も欲張らず軽めに走って15秒18。やっぱりタータンは柔らかく、私にはとても「高速トラック」と感じられなかった。
予選だから通過できればそれでよい。
決勝までの過ごし方も計画通りだ。日中に強い眠気を感じることが多いので集中する方法をAIに尋ねたところ「大粒ラムネ」を勧められたから、勧められるがまま「大粒ラムネ」を数粒食べた。
いつも通りのアミノバイタルゼリーも摂取、適度なアイシングも行って、決勝までの時間は地下の雨天練習場で過ごした。
そこで決勝直前のアップも済ませていざ決勝のレースへ。
マスターズハードルはM45までが110mHでM50からは100mH。距離が短くなり、ハードルの高さも低くなる。
参加するクラスを決める年齢の基準日となる大会開始日にはまだ49歳だったメンサは大会期間中に50歳になり、これが彼にとって人生最後の世界マスターズでの110mHのレースとなる。
正確な表現かどうかはさておき、「The final is your final race of 110mH」みたいなことを言ってみたら、ちゃんと伝わった。
主に通勤中に英会話の勉強を続けているおかげで、今大会を通じてちょっとは話せるようになってきたなと思った。それでもリスニング力はまだまだ足りない。
決勝。「On your mark」の合図の後、計画通りのルーティーンでスタートブロックに足をかけ、号砲に合わせてスタート。1台目へのアタックもしっかりできて、順調にハードルを越えていった。
1台、1台越えていく中で僅かではあるが先頭を走るメンサとの距離が縮まっている気がした。
だから途中「いける」と思った。しかし、8、9、10台目で思うように差をつめきれず、結局今回もまた2位でのゴールとなった。
「いける」と思ったところで僅かに油断が生じたのか? そんなことは関係ないと思うが、得意としていた後半の伸びを欠いた。結局またしても2位に終わった。
やっぱりメンサは強かった。率直な感想である。
それにしても、今年の5月に大阪の服部緑地という日本のローカル競技場で14秒58で走っているのに、
満を持して臨んだ世界マスターズの決勝で14秒82である。タイムはタイム、勝負は勝負。なかなか難しい。
決勝のレースが終わってから、メダルセレモニーは13:00から始まると日本の関係者から聞いていたので、日本チームのメンバーと昼食を食べていると、メンサから電話がかかってきた。
私以外の2人はもう会場に到着しているから、私が来たらメダルセレモニーが始められると言う。
英語での電話はほぼ初めてだったが、何とかクリアすことができ、残りのハンバーガーをパックっと食べてメダルセレモニーが行われる会場へと小走りで向かった。
結局、お昼休みの関係でセレモニーは13:00からだったけど、それまでの間、会話や写真撮影を楽しんだ。
特に、マスターズハードル界のレジェンドであるJoe Appiah
[WMA]
[AW]選手と知り合えたことはちょっと嬉しかった。
私が参加した世界マスターズのスプリントハードル出場者のリストは手元にあって、
そのリストの中にJoe Appiah選手の名前が何度も出てきていて、しかも活躍していたので一方的に彼のことは知っていた。
写真に写っている感じの通り、とても気さくなおじさんだった。
帰国時の大邱空港で、ジョーとメンサにばったりと会った際にもちゃんと話ができた。
メンサとはばったりよく会うのだ。初めて会ったのは試合前のリヨンの地下鉄のホーム。試合会場はこっちであってるのかと彼から私に声をかけてきた。
タンペレの時は、試合翌日の高速鉄道の座席が私の1列後ろの席だったから、電車を降りてから空港まで一緒に歩いた。
そして、今回も空港でばったり出会った。
なお、Joe Appiah選手について、上記リンクを見つけるためにこの写真を生成AIで調べてみると、最終的にはこんな答えが返ってきた。
この写真は、2026年大邱(テグ)世界マスターズ陸上競技選手権大会(WMAC DAEGU 2026)のハードル種目で世界の頂点を極めた最高峰のアスリートたちが、熱い戦いを終えて集まった奇跡的な記念写真です。 福田氏が持っている日の丸の扇子や、エリオット氏の「GREAT BRITAIN」のシャツ、アピア氏の笑顔がその美しいスポーツマンシップの交流を物語っています。AIはうまいこと言うな。
今後のこと
今シーズンの流れの中では、この世界マスターズをもって秋のトラックシーズンが始まったばかりなので、早々に仕上げた状態を維持しつつ、国内でいくつかの大会に出場する。 ジュニアハードルでは14秒53の日本記録、今の自分にはそこまでの自信はないけど14秒26の世界記録の更新が目標となる。 ハイハードルでは今季ベストが15秒02にとどまっているので、なんとしても14秒台を出したい。 10月中旬までは今の流れを継続するが、その中でも、今大会を終えてトレーニングについていくつか新しいアイデアが湧いてきているので、その発想を大切に、変化することを恐れずに秋の大会に挑戦する。
世界のどこかの行ったことも見たことも、場合によっては聞いたこともない街に、世界中のハードル好きおじさんたちが集まって真剣勝負をする。それが面白い。
目標とする日に向けて綿密に計画を立てて身体を仕上げること、その街の地理を調べて現地での移動方法や宿泊先や観光プランを考えること、
仕事の段取りを考えること、現地までのフライトについて計画をすること、他にもいろいろなことが世界マスターズに出場することへの「挑戦」の中に組み込まれている。
その「挑戦」自体が面白い。
2年後の世界マスターズ選手権は、ペルーのリマで開催されることが決定していたのだが、この大会中に開催地が変更されると発表された。
2年後はオランダのブレダという街で開催されるそうだ。私にとって世界マスターズ「110mH」に出場できる最後の大会となる。
49歳で迎える2年後の世界マスターズブレダ大会は、「挑戦」すること自体を楽しんで、その結果としてM35、M40に続いてM45での「金メダル」を目指したい。
2回大会連続で「銀メダル」に甘んじたおかげで、「挑戦者」としての意味合いが増したぞ。面白い挑戦になりそうだ。
2026/9/13 北陸マスターズ(福井・9.98スタジアム)
- 110mJH(0.991m) DNS
世界マスターズ決勝の翌日、5時にホテルを出発して帰国、昼から授業。その翌日の土曜日、 北陸マスターズまでの期間を考えると練習をしておきたかったので、200mを2本走った。 いつものパターンだったら試合で仕上がっている恩恵を受けて思ったよりタイムが出るはずだったが、 2本とも25秒台でさっぱりだった。 その後今週は毎日雨。雨の止み間の火曜日にハードル練習を実施するもいまいち感じがつかめず。練習の本数だけ浪費した。
シーズンインの頃からずっと左脚から臀部にかけてぼんやりした坐骨神経痛があり、世界マスターズ前に少し強くなったが何とか乗り切っていた。 試合後痛みが少し増して、その後痛みの部位やタイプが少し変わった。 それまではお尻の左側から左脚にかけて軽い「しびれ」を感じていたが、背骨の真ん中に「違和感」が出だした。これまでの経験上悪いことが起こる前兆だ。
北陸マスターズ 前日の土曜日、初動負荷トレーニングの後福井へと向かう計画だ。 靴下を履く際に腰の硬さが気になった。 試合前だから足の爪を切っているとさらに腰の硬さが気になった。 そして爪を切ってから前屈をしてみると腰がギュッと固くなった。 ぎっくり腰ではないが、それみたいなもので、この動作以前に感じていた「神経痛」の様相が一変した。 やっぱり骨盤周辺は小宇宙だ。何がおこるか分からない。 それでも、予定通り荷物を詰めて、初動負荷トレーニングをやって、最後の最後まで可能性を探ってはみたが、 やっぱり無理っぽかった。今回の福井遠征は中止。予定を変えることが嫌いな私としては、賢明な判断ができた。今回は走らなくて正解。
今になって振り返ってみると、世界マスターズに向けて、「基礎固め」的なトレーニングが不足し、ハードル練習が多くなっていた。 世界マスターズ後は身体の「弱さ」を痛感して、初動負荷トレーニングにおける「負荷」を増大させていた。 その反動がこの腰痛なのだろうか。 10月の試合に向けて、限られた期間の中で身体を作り直して、納得のいく形でシーズンを終えられるよう、計画を練り直したい。
2026/9/26 屋島カーニバル (屋島)
- 決勝 DNS
2026/10/4 神戸総合スポーツ秋季大会(ユニバー)
- 110mJH(0.991m) 15秒29 (+1.2) (1着)
世界マスターズ後は、上記北陸マスターズ前日を含めて、2週間で3回のぎっくり腰症状が起きた。 幸い症状はとても軽かったので、すぐに回復した。 2回目は、スタートダッシュの際に発生。でも懲りずにそのあと200mを2本走った。 3回目は、屋島の室内練習場でこれまたスタートダッシュの際に発生。 屋島カーニバルには出場するつもりはなかったが、参加料4,000円を受付で払うルールになっており、 現金書留や振り込みやで、香川陸協の方のお手を煩わせたくなかったから、練習だけしに屋島に行った。 そのギックリまでは充実した室内施設でいい練習ができた。 その後、半分気持ちも切れかけて、仕事の忙しさも相まって、4日間休んだ。
そして今日。「雨」「腰痛」「練習不足」「モチベーションの低下」と欠場する理由はいくらでもあったが、 「逃げたくない」という思いが勝って走った。 結果はさんざんだったけど、もしかしたらこの1本が来週のハイハードルにつながるかもしれない。 ハイハードルの14秒台。微かな望みにかけて、来週ユニバーでもう一回走る。