1 . 野村の「監督ミーティング」(橋上 秀樹)
- 進歩とは変わること。変わることが進歩である。
- 変化することは進歩の証。
- 変わることに楽しみを見いだせ。
- 変わることは何かを失うのではなく、何かを得ることである。
- 言い訳の一番よくないところは、ミスや結果が出ない原因を他者に求めることで 「自分の中にある原因はなんなのか」「その原因に対して自分はどう対処したらいいのか」という思考の流れが止まってしまうところ。
- 一流になる人の条件
- 独創的なアイデアや考え方
- 自主性と自発性
- 観察力
- 頂上体験、至高体験
- 旺盛な問題意識
- 人から離れてプライバシーを保つ、孤独な時間を精神的成長に使う
- 感性豊か、鑑賞力が常に新鮮
- 考え方が自己を超える、他人の事を考える
- 対人関係が変わってくる
- これまで「自分が大切だ」と思っていたことが変わる
- 性格が変わる、上司に平身低頭、部下に威張らない
- 自分を責めず、他人を責めず、愚痴をこぼさない
- 技術的な限界を感じたところからプロの本当の戦いが始まる。初めて可能性や自分の限界を知ることができる。
- 人間には技術的な限界はあるが、挑戦するということにおいて限界はない。
- まず任せてやらせてみる。そして質問して考えさせる。
- データは収集して、傾向を導き出すだけではダメ。背景にある心理などの裏付けまでを考えることで、本当の有効活用ができる。
- 目先の技術や方法にとらわれず、人間教育を行うからこそ組織は伸びていく。
- 単に「怒られた」「注意された」と思うのか、それとも「自分の欠点をあえて注意してくれた」と好意的にとらえるか。
2 . やめないよ(三浦 知良)
- 筋肉は使い切ることで状態が良くなる。無理をしないとどんどん無理が出来なくなる。つまり僕らはマグロと同じ。
- 批判から学べるか。悔しさを思い知り、もまれた選手は強い。
- 今日もすぐに過去になる。明日をどんな一日にして、どう自分を高めるか。僕はそれだけを考えていたい。
- サッカーを見るのが好きなのか、するのが好きなのか。見ることがやることほど面白いとは思えない。やるのが一番。
- 「シュートは教わることはない」と考えるようでは伸びない。耳を傾けプラスになることを探すのだ。
- タイミングを計って引退するなんてことはもはや僕の選択肢にはない。そんなことも考えずにただ今日も一生懸命やる。 明日も一生懸命やる。それだけなのだ。
- チームみんなでスーツを着て、新幹線に乗って、4時間かけて岡山へ行く。というようなこと自体が楽しい。
3 . 一流の集中力(豊田 一成)
- 強烈な向かい風が吹きつけているときにこそ、メンタルの力は存分に発揮される。
- 自分の夢に大きな夢を描ける人ほど、困難に直面しても右往左往することなく、まっすぐ前を向いて、自らの意志で道を切り開く。
- 心の在り方がパフォーマンスを作用する。「人間の行動は観念にとらわれる」。
- 脳にポジティブな働きかけを繰り返すことで、「そうなりたい自分のイメージ」を現実にすることが可能だ。
- 過剰なストレスのない状態でパフォーマンスを発揮できた。
- 不安、プレッシャーは「情報」や「他人の評価」といった外からの刺激を自分の心が100%消化できなかったときに生じる。
- 培ってきた実力は、情緒を安定させることができれば、おのずと発揮されるものです。
4 . イチローの脳を科学する(西野 仁雄)
- 下見はどんなことにおいても徹底してやりましたね。
- いろいろと痛いところ、不都合はあるでしょう。 しかし彼はそれを言わない。口実にしない。そのそぶりを見せない。他人に決して言わない。
- 失敗した時も「もうだめだ」とあきらめて戦う意欲をなくすと、状況はますます悪くなる。 次のチャンスも巡ってこない。失敗にもめげず、自分の意志、スタイルを貫き再挑戦することが大切。
- 僕も怪我していますよ。ただ弱みは人に見せるものではなく、試合に出ているのです。
- 毎日一つのことを考え続けていると、脳の中にその痕跡が蓄積され、 それを意識していない、全く別の機会に突然ある種のひらめきが浮かんでくる。
- 人間万事塞翁が馬。福必ずしも福ならず。禍必ずしも禍ならず。
- 心の持ち方によって脳を作り変えていくことができる。
5 . 肉体マネジメント(朝原 宜治)
- 「ゆる体操」、ルイスは地上10cmのところで接地している「プレランディング」、横隔膜を自由に使って体を締める。
- 人間の体には動きを引き出すための「感覚」がある。外見的なものではなく自分の体の内面にある「型」。 それが分かってからはがぜん競技が面白くなってきた。
- 一点に集中するのではなく、体全体を把握するようなイメージ。
- スタート時、体は止まっているけど動いている意識を持つ。もちろん体は止まっているが、 イメージの中では自分は常に前に進んでいる。
- 固めるところをがっちり固めて、テコの原理を利用して四肢を動かすことで末端のスピードを出す。
- 大阪世界陸上での準決勝のスタートライン。スタンドは満席。もちろん妻や2人の子どもも見てくれています。 「こういう中でスタートラインに立つために長年頑張ってきたんだ」とレース前から感動で胸がいっぱいになっていました。