2019 (H31/R1/社19/40歳)
- シーズンベスト:14"46 (+1.3) (郡市区対抗/ユニバー) [2019郡市区決勝]
- M40シーズンベスト:14"52 (-1.0) (全日本マスターズ/群馬) [2019全日本マスターズ]
- 日本ランキング:位
- 兵庫ランキング:7位
- 主要大会結果:全日本マスターズ優勝
2019/3/30 神戸市記録会 (ユニバー)
- 200m 22"90 (-0.3) (4着)
2019年の最初のレースは冷たい土砂降りの雨の中行われ、走っている途中の記憶は雨の強さしか残っていないが、 そんな中でも22秒台で走ることができ、自分の中では冬季練習が順調に進められていることが確認できた。
2019年は40歳で迎えるシーズンである。 2018年の最後にまとめた、110mHの40歳日本最高およびマスターズM40クラスの記録(関係分)は次の通り。
- 110mH(1.067m) 40歳日本最高 14"80
- M40 110mH(0.991m)世界記録 13"73/日本記録 14"22/兵庫記録 16"01
- M40 200m 日本記録 22"01/兵庫記録 23"07
追伸
後日兵庫マスターズの事務局に新記録の申請をしたところ、200mの県記録はホームページでは23"07となっていたが、実は22"73であることが判明した。 秋にもう一度200mのレースを計画して、この記録に挑戦しようと思う。
2019/4/13 春季記録会 (ユニバー)
- 14"94 (-0.3) (3着)
昨日、前述の木南記念(大阪・長居)のエントリーリストが発表された。13秒台16名を含む14"19までの24名が出場する。 昨年、一昨年から大幅に基準が上がった結果、私の出場はかなわなかった。 昔と違って13秒台が当たり前の時代に突入している。 ちょっとがっかりしたが、気持ちを切り替えて、5月1日郡市区(ユニバー)、5月12日関西実業団(ヤンマーフィールド長居)を目指すことにした。
その前に、今日は今季初、40代初、そして平成最後の110mHのレース。 5月6日に向けて例年よりやや早めに仕上げてきているので、練習での感じはまずまず良く、14"6ぐらいのタイムを期待していたが、結果は例年並みの平凡なタイムであった。 しかし、まだ結果を気にする段階ではない。1本走って身体に良い刺激を与えることができた。 トレーニングは順調に積めている。5月の郡市区、関西実業団に向けて、この調子で仕上げていきたい。
2019/5/1 郡市区対抗 (ユニバー)
- 予選 14"78 (+1.6) (1着)
- 決勝 14"46 (+1.3) (2着) =40歳日本最高[2019郡市区決勝]
令和の時代がスタートした日に、気持ちの良いレースをすることができた。 決勝の14"46は、コンディションにも恵まれ、 5月郡市区のタイムとしては、2008年(三木防災)の予選14"49(+2.1)を上回り自身最高記録であった。 スタートから1台目までの感触もよく、後半もリズムよく走れ、ゴールした時によしと思えるレースであった。 14"46は40歳日本最高記録でもあったが、このタイムで満足はしていない。 今後は、今日の記録を更新すること、さらに全日本実業団参加標準記録14"30を突破することがハイハードルでの記録的な目標となる。
課題のスタートについて、1台目にリード脚をぶつけることが多かったので、今年はスタートラインの5cm程度手前に手をつくことにしている。 また、ブロックの位置をやや後ろに設定して、ゆとりを持ってsetの状態を作り、自然な形で加速することを心掛けている。 その取り組みがうまく表現できた。 レース中盤から後半についても、うまくまとめることができたが、 もう一段レベルアップするために、ハードルにアタックするイメージをより強く持ちたい。 最近の若手のハードラー達は、ハードルの改良も伴い、ハードルへのアタックがとても強い。 彼らに比べるとまだまだ入りが甘いので、良いイメージを持って少しでも改善したいと思っている。
さあ、次回は春季前半の最大目標大会である関西実業団。今年はヤンマースタジアム長居ではなく、ヤンマーフィールド長居(旧長居第二)で行われるが、 そんなことは気にせず、相手は手強いが、私の調子も十分良いので、3位に入賞して秋の全日本実業団の出場権を獲得したい。 記録としては全日本参加標準記録14"30を目指す。
2019/5/12 関西実業団 (ヤンマーフィールド長居)
- 予選 14"65 (+0.9) (4着)
- 決勝 DNS
自分が思っていた通りに調整することができ、絶好調でのぞんだ大会であったが、 予選のレース途中にぎっくり腰のような腰痛に襲われ、やむなく決勝を棄権することになった。 決勝の結果は3位から順に、14"36、14"38、14"40。ここで走れていれば十分勝負できていたように思うが、 終わったことは仕方がない。気持ちを切り替えて次を目指すしかない。 振り返ってみれば、確かに腰周りはいつもより固かった。 招集所のベンチに座りながら、時間が来るまでずっと腰を伸ばすストレッチをしていた。 試合前1週間の練習でも、調子は良かったが左の腰のあたりの筋肉の奥の方にずっとコリがあった。 故障するのには、なにかしらの原因がある。 ぎっくり腰のような症状は、昨年8月、12月に続きこの1年間で3回目。 内転筋、腸腰筋の張りもしばしば感じている。 腰回りの筋肉を総合的に考えて、出来る限り故障を防ぐ取り組みの必要性を感じる。
5日間完全に休んで、5月17日(土)から練習を再開した。まだ少し腰に痛みが残り、怖さもあるが、動けるなら動く。 200m*6(R=200W)をアップシューズで28秒前後で走った。今はこれで十分。 今後は6/16東海マスターズ、6/30近畿マスターズを経て、7/6兵庫選手権を目指す。 マスターズの大会ではM40(ジュニアハードル)日本記録14"22が目標。 そして兵庫選手権。全日本実業団参加標準記録14"30を本気で狙えると思える状態で迎えたい。
2019/6/16 東海マスターズ (三重)
- M40 110mH(0.991m) 14"86 (+3.2) (OP)=追風参考
関西実業団のレースで発症したの腰痛の影響で起立時に右足に強い痺れがある。 しかし、痺れを我慢すれば走ることはできるので、トレーニングは継続してきた。 今季前半の最大目標である兵庫選手権まであと3週間であることを考えると、状態が悪くてもこの時期に一本走っておきたい。 今週は練習量を落として試合に備えて三重に向かった。 しかし、三重のホテルに到着してもなお、明日走っていいのだろうかという思いが頭をよぎる。 明日走ることでまた体が壊れるのではないかという不安がある。それくらい今の体の状態は悪い。 でも壊れたら壊れたで仕方がない、明日のレースを今後のトレーニング計画の試金石にするべく、出場することを最終決断した。
会場は昨年の全国インターハイの会場であり、私にとっては初めての競技場。 初めての競技場に来るとテンションがあがる。 起立時に臀部や下腿に強い痺れが生じ、日頃は午後になるほど痛みが増す感覚があったので、 試合当日はできるだけ寝転んだ状態で試合までの時間を過ごし、出来る限り丁寧なウォーミングアップを行った。 その結果、いつもより痺れはましで、ドリル、流しまではさほど痛みを感じることなくできた。 しかし、右足の感覚が鈍っていて、右足の接地が気持ち悪い。 そして、さらに感覚が悪いのはハードル走だった。 ジュニアハードルであるにも関わらず全く進む感じがなく、スピードが上がらない。これはまずいなという感じだったが、出来る限りの調整をしてレースを終えた。 強い追い風、新しいタータンと環境は良かったにもかかわらず、ジュニアハードルで14秒後半。やはり全く走れていなかった。
試合終了後、マスターズハードルの友達、愛知の岡戸さんから、足のしびれから腰部椎間板ヘルニアの手術をした人の話を聞いて、 念のため病院へ行った方がよいかなと思い、試合翌日、病院へ行って検査を受けた。 腰椎の間隔が狭くなっているので、おそらくヘルニアを発症しているだろうけど、 筋力の低下は見られないので、今まで通りできる範囲でトレーニングを続けるのがよいだろうという診断だった。 ほっとした。 しかし、いろいろ考えた結果、試合翌週の1週間は完全に休むことにした。 今回は、少し様子を見た方がよさそうだという決断。 再来週の近畿マスターズは楽しみだし、兵庫選手権でもぜひ勝負したい。 それらの大会への出場は、今後の状態次第で決めようと思う。 近畿マスターズは無理をせず、兵庫選手権は6位に入れそうだと自分の中で自信が持てる状態なら出場する。 決して、目先の目標だけにとらわれないように。 急がず慌てず調整したい。
2019/6/30 近畿マスターズ (鴻池)
- M40 110mH(0.991m) DNS
東海マスターズ後も足のしびれは相変わらず続いており、あせって実践的な練習をすればするほど身体のバランスが悪くなるような感覚があったので、 近畿マスターズは棄権。来週の兵庫選手権も棄権する予定である。 今の状態でレースをしても、絶対に満足はできない。 自分が納得できる状態に仕上げて試合に出るから面白いのだ。 目先の目標だけにとらわれてはいけない。 今後の目標は、秋の全日本マスターズ、もしそれに間に合わなければ来年7月の世界マスターズに定めることにした。 今の私の目標は、これらの大会で結果を出すこと、そしてM40の日本記録14"22を更新すること。 焦らず、じっくりと立て直したい。
それにしても、驚くほど体のバランスが悪い。今までこんなに急に走れなくなったことはない。 間違いなく身体の中で何か変なことが起こっている。そこで過去の練習日誌を紐解いてみた。 ギックリ腰とは大学時代からのつき合いだが、2011年の腰痛がひとつのターニングポイントになっているような気がしている。
年月日 | 症状/日誌メモ |
2011/4/17 | レース後200m*3。その後ギックリ腰 |
2011/5/9 | 左脚鼠蹊部奥の方に張り |
2012/3/13 | 右内転筋の具合が良くない。カチカチ |
この時も、腰痛からの股関節の筋肉疲労である。記憶に新しいところでは、2017年10月の全日本マスターズを左鼠蹊部痛で棄権している。 その後もその痛みはなかなか取れず、2018年の春は腰がガチガチの状態で迎えた。 さらに、2018年は世界マスターズの直前には腰痛からの右内転筋痛。12月にはウエイト後にギックリ腰、その後しばらく右足にしびれが残った。 奇しくも2018年12月に40歳を迎えたわけであるが、このタイミングで今までのダメージがじわじわと出現している。 今はこれまで経験したことのない身体の状況であるが、試行錯誤で身体の状態を改善し、秋の大会で気持ちの良い走りがしたい。
2019/7/6 兵庫選手権 (ユニバー)
- DNS
先週の水曜日に兵庫選手権の欠場を決め、一から身体を作り直し始めた。 現在、右の臀部と下腿にしびれが残っており、 その影響で足関節の背屈運動で少し出力低下が起こっているようだ。 東海マスターズのときから、右足の接地の感覚がなんか変だと感じていたが、 今になってその感覚はより強くなっている。 今までだったら、腰痛後もごまかしごまかし練習をしているうちに、状態が良くなっていったが、 今回はやればやるほど状態が悪くなっている。 歳をとっても、自分を甘やかさず、妥協せず練習を続けていれば、競技水準を維持できると思っていたが、 そんなに甘くはないことを身をもって感じている。 思った通りの成果や反応が得られないと精神的にもしんどいが、 近畿マスターズの欄に書いたように、 長いスパンで考えて、じっくりと身体を作り直していきたい。 今は我慢。
早めに欠場を決めたものの、実際に役員として会場に来てみると「走りたかったなぁ」と強く思った。 兵庫選手権に出場できないことは本当に残念だ。 学生達が元気で、年々記録の水準が上がっているが、 来年こそは自信を持って走れる状態に仕上げて、彼らと勝負したい。 2020年の競技会の日程はもちろんまだ決まっていないが、例年通りのスケジュールだと次のようになる。
- 2020/7/11(土)兵庫選手権
- 2020/7/30(木)世界マスターズ予選
- 2020/7/31(金)世界マスターズ決勝
2019/8/12 三校定期戦 (ユニバー)
- 200mH 24"93 (+3.8) (1着) = 追風参考
6月下旬から大会計画を見直し、 まずは、この三校定期戦の200mHでしっかり走ることを目標に、 じっくりとトレーニングを積んできた。 そして24秒台をひとつの目安に設定して走り、 追風参考であったが、予定通りの走りをすることができた。 6月中旬の東海マスターズの頃を思えば かなり状態は良くなってきている。 振り返れば、去年はここで24"49(+0.0)の自己新ではしったものの、 その後腰と内転筋の痛みに悩まされ、 苦しい中での9月中旬の世界マスターズに向けての調整となった。 今年も同様に9月中旬の全日本マスターズを目指すことになるが、 昨年の二の舞を踏むことにならぬよう、 きちっと仕上げてM40日本記録14"22を更新する。 今日の走りで自信が持てた。
2019/9/14 全日本マスターズ (群馬・正田醤油スタジアム)
- M40 110mH(0.991m) 14"52 (-1.0) (1着) = 大会新[2019全日本マスターズ]
- M40 200m 23"08 (-0.9) (1着)
5月の関西実業団のレースで腰を痛め、その後右脚に強いしびれが残った。 6月には脚のしびれが授業中に立っているのが苦痛なほどになり、全く思うように走れなくもなった。 そしてシーズン真っ只中ではあったが、一度質を落として一から身体を作りなおすことにした。 その結果、8月には、三校定期戦で「走れる」という自信を得ることができ、 9月には、長田グラウンドでの200mのベストを記録するほどまにで、状態を立て直すことができた。 目標は、110mHのM40日本記録14"22と、200mのM40兵庫記録22"73の更新。 十分に目標達成の可能性に対する手ごたえを得て、群馬に向かった。
しかしながら、前日調整練習でも当日のアップでも、非常に動いているという感じはあったが、 数値以上に強く感じられた向かい風の影響もあり、目標達成とはならなかった。 人生初の2種目優勝ではあったが、内容的にも結果にも全く満足できるものではない。 こうなったからには、今後の大会でこれらの更新を目指すしかない。今後の大会の計画は次のとおり
- 9/23 兵庫マスターズ 100m/200m
- 10/6 神戸市総体 200m
- 10/12 秋季記録会 110mH(1.067m)
- 10/13 大阪マスターズ記録会 110mH(0.991m)
2019/10/6 神戸市総体 (ユニバー)
- 200m 22"67 (+3.5) (2着) = 追風参考
9/23開催予定だった兵庫マスターズが警報発令のため中止となり、結局全日本マスターズから中3週でこの大会を迎えた。 結果は追風参考ではあったものの久しぶりに22秒台中盤のタイムで走れ、目標タイムを上回ることができたので、自分なりには合格。 練習の200mでは後半までしっかり走りきれるのに対して、試合の200mでは後半もたつく感じがある。 コーナーで力まず加速し、力まずスピードを維持することが課題であるように感じた。 公認での22"73(兵庫M記録)の更新は来年へ持ち越しとなった。
さあ、今シーズンも来週の土日、秋季記録会と大阪マスターズを残すのみ。 状態は非常にいいので今から楽しみ。 台風19号の今後の動きが心配で、今の予報だと土日に直撃する可能性もある。 でも、いいコンディションになるはずだと思える自分がここにいる。 天気のことは気にせず、1週間きちっと調整しよう。
2019/10/13 大阪マスターズ記録会 (ヤンマーフィールド長居)
- M40 110mH(0.991m) 14"11 (+4.7) (1着) = 追風参考
気分次第で出場を決定したいと前述しているが、10/12開催予定の兵庫秋季記録会が台風19号の影響で中止となり、かなりがっかりした。 しかし、その分この大阪で目標達成をと気持ちを切り替え、長居へ向かった。 結果はまたしても追風参考での目標タイム越え。なんとも中途半端な結果に終わった。 走り終わってから振り返ってみて、スタートのタイミングがもう少しはまっていれば13秒台も視野に入っていたのかなと思い、 レース後半こそ追い風に乗り気持ちよく走れたものの、気持ちとしてはやはりもやもやの残るレースとなった。 これで今季終了。なんとも消化不良な気分。腹八分目にも満たない。 香川カーニバルに申し込むことも頭をよぎったが、あと2週間今の状態を維持することは難しく、 左の鼠蹊部の張りも相変わらず取れていないので、予定通り今年はこれで終わり。2020年に向けて心身ともに少し休めることにした。
全日本マスターズ以降は、110mHのM40日本記録14"22と、200mのM40兵庫記録22"73の更新を目標に出場試合を計画してやってきたが、 結果をまとめると次のようになった。
大会名 | 種目/結果 |
兵庫マスターズ | 警報発令により中止 |
神戸市総体 | 200m/22"67(+3.5)追風参考 |
秋季記録会 | 警報発令により中止 |
大阪マスターズ記録会 | 110mH(0.991m)/14"11(+4.7)追風参考 |
毎年のように強い勢力の台風が複数回日本列島に上陸するという環境になっているので、 4回中2回もの大会が中止になるという事態も、想定の範囲内と理解するほうが良いのかもしれないと思った。 そして、大会が開催された残りの2回の大会ではすべて追風参考。 制限されたスケジュールの中で、できるだけ記録が狙えそうな大会をセレクトしてはいるが、 今後より一層、綿密な計画を立てなくてはならないような気がした。 まずは自分のコンディションを整えること。そしてレース環境が整うこと。このどちらもがそろってこそ記録が狙える。 後者は自分でコントロールできない部分もあるが、年間を通してのプランニングを考えることで、 記録を狙うチャンスを増やすことはできるかもしれない。 絶好調が保てる期間は年に数回、数週間程度と限られているので、過去の実績も踏まえつつ、 近年の体調の変化にも注意しつつ、2020年度のスケジュールを慎重に組み立てたい。 まだ来年の大会日程が発表されていないが、 毎年のことながら、来年の計画を練るのが今から本当に楽しみ。 特に今年は消化不良の一年だったので、来年こそは競技をもっと楽しみたいという思いが強い。 今年を振り返えると、M40の記録更新という目標もあって、結果的にマスターズの大会に重点が置かれてしまったが、 あくまでもハイハードルのレースを中心に試合を組み立てて、 その中にマスターズのジュニアハードルの試合があると考えるべきだろう。 来年の目標をここに掲げて、今シーズンをしめくくる。
- 世界マスターズ(7/26-27 カナダ・トロント)優勝
- 兵庫選手権入賞/近畿選手権出場
- 110mH(1.067m) 全日本実業団参加標準 14"30/41歳日本最高 14"81
- M40 110mH(0.991m)世界記録 13"73/日本記録 14"22
- M40 200m 日本記録 22"01/兵庫記録 23"07