2023 (R5/社23/44歳)

2023/4/1 神戸市記録会 (ユニバー)

今年の春は本当に暖かい。グランドコンディションの情報によると今日の最高気温は20度だったが体感的にはもっと暖かかった。 向かい風の中でのレース、まずまず身体も動いて4月1日の走りとしては自分の中では合格点。 神戸市記録会の200mのタイムを振り返ったことは以前にもあったなと思い調べてみると2015年に行ってた。 つい最近のことと思っていたら8年も前のことだ。月日が経つのは早い。 今回も関東高校陸上競技の無風換算プログラムを用いて無風換算したタイムを求めて比較してみた。

記録無風換算
201922"90-0.322"88
2020中止
202123"33+0.923"42
202223"57-1.423"44
202323"11-0.823"04
第1回神戸市記録会200m記録

2019年は兵教大から現場に復帰した年。あの時は兵教大グランドで順調に練習ができてかなり走れていた記憶がある。 ただし、その後は群市区で快走したものの関西実業団のレース中に腰痛を発症。その後その痛みが長引いた年であった。 2020年はコロナで中止、最近2年間の無風換算は23"4台。それと比べると今年は走れている。 しかし、全てが順調というわけではなく、1週間前のハードル練習後に腰がカチコチになっていた。 1週間たっても違和感が残り、今日走ることに不安があったが、神戸高校の生徒2人に挟まれてのレースを簡単に棄権する気にはなれず、入念に準備をして出場した。 そしてなんとか無事に走り切ることができた。生徒との勝負は1勝1敗。 今後も神戸市記録会の200mで生徒との勝負を続けたい。

44歳で迎えるシーズン、5歳刻みでクラスが変わるマスターズ陸上においてはM40の最後のシーズンとなる。 来年M45での様々な記録の更新を狙えるようなシーズンにするために、 とりあえずは昨シーズン終了後になんとなく考えていた目標を今後のターゲットしよう。故障には十分に気を付けて。

2023/4/14 春季記録会 (加古川)

校務分掌の関係で6年連続高校3年生の授業を担当してきたが、 令和5年度は本当に久しぶりに1年生の学年団に加わることになった。 どこの学校もそうだと思うが、1年生の4月は本当に忙しい。 練習量を落としていたものの、業務の関係で前日金曜日の段階で疲労困ぱい、 さらに天気予報によると試合当日は1日中雨だったので、 一時はかなり欠場する方向に気持ちが傾いたが、やっぱりというか、結局走った。

雨の中でのウォーミングアップにはなったが、レース時には雨は上がった。 気温は低いものの、緩やかな追い風が吹く中、 県記録保持者の徳岡君に加え、県内の元気な大学生・高校生と一緒に走ったレースは適度な緊張感を伴い、 現段階ではまずまずの走りができたと考えている、 14秒台がでたらいいなと思って走った中での15"01だったが、 腰に張りを感じていたので、アクシデントなく無事に走れたことで十分だった。

ちなみに、今日はハイハードルでの通算399本目のレースであった。次回群市区対抗の予選が記念すべき400本目となる。 もうひと段階ギアアップして、3週間後のその日を迎えたい。その1週間後には毎年春季前半の山場としている関西実業団が行われる。

2023/5/3 郡市区対抗 (ユニバー)

天気予報は雨かつ強い南風。 最悪のコンディションが予想されていて一時はモチベーションが下がったが、 自分ではどうしようもないことを気にしても仕方ない。 天候がどうあろうと環境は皆同じ。 今日は勝負にこだわるのだという思いで出場した。

予選前のサブトラックでのハードル練習、 案の定強い向かい風が吹いていて、納得のいく走りができないまま予選のレースを迎えた。 結局レースにもいまいち集中しきれず15"27。 タイムレースの予選において全体6番目のタイムで予選を通過した。 近年余裕をもって予選を通過できなくなってきた。 省エネで走るにしても、もう少しうまく走ってタイムを出すことはできるはずなので、 そのあたを県レベルの大会の予選のレースではうまくコントロールしなくてはならない。

1時間弱の休憩を挟んでの決勝前のアップ。 予選の結果を見て、6番通過ではあるがうまく走れば勝てると思いながらアップを行った。 とにかくスタートに集中。1台目までの入りのみを確認した。 予選の時に比べると後半4歩をきちんとさばくことができており、「よし」という感覚を得て招集場へ。 動画を見てみるとやはり1台目で出遅れているのだが、自分の中で悪い感覚ではなかった。 4台目でハードルを強く倒しているが、中盤以降も現状においてますまず走ることができた。 スタート4歩の技術改善、踏切の力強さの向上、インターバルのピッチアップなどが今後の課題か。 実践的な練習に重きを置きがちだが、分習法的なアプローチも取り入れてみようかなと思った。

まずは、来週末の関西実業団でベストを尽くす。8位入賞で全日本実業団への出場権が得られる。 長期的には、もう一段スピードレベルを高めなければいけない。 6月末の布勢スプリント、7月の兵庫選手権で今季ベストの出現を目指す。

2022/5/14 関西実業団 (鳴門)

前回の群市区に続いて予選が追い風の中15秒台、決勝がぎりぎりの14秒台という結果におわった。 決して感覚が悪いわけではないが、今年はなかなかタイムが上がってこない。 今後も焦らず気負い過ぎず、現状をなるべく客観的に把握して、故障には十分気を付けながらトレーニングを継続していくしかない。 振り返ってみて、少し空回りしていたのではないかと反省している。 練習で身体が動いている感覚がないと、どうしても立ち上がりの部分でピッチを上げるこに重きを置いてしまう。 ピッチが上がると何となく動いているという錯覚に陥ってしまうが、十分に地面に力を伝えられていないのかもしれない。 1歩1歩しっかりとプッシュしたうえで、ピッチアップを行う。これが重要。 一方、矛盾しているようにも思えるが、ピッチを上げようと努力しているにも関わらず、 動画を見てみるとスタートからの1、2歩がもたついている。 この部分に関しては、少しオーバーストライドというか、重心より前方に接地しすぎているように感じた。 スタート時の右腕の振り方と1、2歩目の接地ポイントを修正することで、少しは速く強く加速できるかもしれないかななんて思っている。 20代前半の頃はスタートが得意だと思っていた。 30歳を過ぎたころからスタートで出遅れるようになってきて、その後はスタート改善についてずっと試行錯誤し続けているが、 いまだに課題と改善点を感じることができていること自体をまずは良しとしよう。 また、群市区、関西実業団と結果は出せなかったが、毎度のこと出場して2本走ったことには十分意味があったと思う。 試合を通じて身体が徐々に目覚めていっている感覚はある。

さて、タイムはいまいちだが、記録上位の選手が軒並み欠場してくれるおかげで今年も何とか8番通過で決勝に残り、決勝では1人が転倒してくれたおかげで6位となり、 19回目の全日本実業団出への出場権を獲得した。今年から出場資格が大幅に緩和され8位かつB標準14秒80で出場できるのだ。無事に出場できればいよいよ20回出場に王手となる。 何度も書いているように、44歳の今年はそれといって大きな目標がないのだが、45歳で迎える2024年は、世界マスターズ選手権、全日本実業団20回出場、そしてM45の世界記録への挑戦と 大きな目標が目白押しとなる。 前述のような小手先の技術的な改善に加えて、長期的な体質改善も頭の片隅にいれながら、来るべき2024年のシーズンで最高の結果を残せるように準備を進めていきたい。 今後は、神戸市記録会110mJHを経て、大阪選手権オープン(長居)、兵庫選手権(ユニバー)。順に、ジュニアハードルでの記録、ハイハードルでの記録、近畿選手権への出場権獲得 を目指して走る。

2023/6/3 第2回神戸市記録会 (ユニバー)

いつもより低いジュニアハードル、かつ強目の追い風おかげで気持ちよく走り切ることができた。 スタートでのもたつき感は相変わらずだったかもしれないが、 中盤から後半は、確かに「気持ちよく」走ることができた。

関西実業団後の2週間は、県総体などがあり練習できる時間が少なかった中できっちりと追い込む練習を行った。 県総体では、男子100mで近畿大会出場権を獲得したものの、 期待していた女子マイルの準決勝において、 バトンを落として全体9位、落選という悔しい思いをしていたので、 そっちのほうでなかなか自分自身気持ちの切り替えがつかずもやもやを引きずっていて (とはいってもたった1週間)、自分の競技に集中できていないなと感じることもあった。 そんな中、今週月曜は空き時間に休暇をとって王子競技場での練習も行えた。 学校から車で5分のところにオールウェザーの競技場があり本当にありがたい。 1時間程度のハードル練習だが、ひとりでやるといつも以上集中できた。 水曜日にも学校でハードルを跳んだ。 2回のハードル練習の影響か、それらはいつも通りの練習内容だったのだが、 身体の背面に異常な張りを感じて、起床時の倦怠感も強く、4月の頃に感じたようなしんどさもあったが、 いざウォーミングアップを始めてみると意外に身体が軽く、感覚的にも悪くなく、 ジュニアハードルで追風参考ということを考慮すると、決し素直に喜ぶべきタイムではないような気もするが、 直観として走って気持ちよかったし、速報のタイムに納得している自分もいた。

関西実業団のときにも書いたが、 今は今年のことよりも来年いかに結果を残すかということに気持ちの重心が置かれているような気がしている。 それが今日の率直な感想につながったのかもしれないなとも思う。 来年の最大目標は、M45の世界記録14秒38の更新であるが、それはそんなに簡単に実現できると思ってはいけない。 その記録が今年更新される可能性も十分ある。ドイツに強い選手がいる。 13秒台も視野に入る圧倒的M45世界新を出せる準備がしたい。そのためには長期的な計画が必要だ。

今年は春先から思うような結果が得られていないが、自分が考える対応策には次のようなことがある。

今感じている課題は、技術的なことではなく基礎的な部分である。年齢とともに確実に基礎的な部分は衰えていく。 それを受け入れることも大切だし、受け入れないことも大切だ。 私が言うところの基礎的な部分は一朝一夕で改善できるものではない。 長期的なトレーニングの中で改善していくものだ。 だからこそ、今は長期的な視点を大切にしたい。 しかし、だからといって今シーズンを軽視するつもりもさらさらない。 今の調子でトレーニングをやっていれば、次の大阪選手権、兵庫選手権で調子のピークをもってこられるという自信もある。 大阪選手権、兵庫選手権でも納得の走りがしたい。 こう締めくくろうとしている自分に対して、そう思っていること自体が大切なのだとメタ認知している自分がいることにも気が付いた。

2023/6/25 大阪選手権 (YS長居)

神戸市記録会から1週間後の月曜日、朝起きたらぎっくり腰のような痛みが発症していた。 土曜、日曜は練習をしていなかったにもかかわらずである。 そんなアクシデントはあったものの、幸いその痛みは数日で消えて、 練習におけるスプリントのタイムは順調に上がってきていた。 神戸高校グランドでの100m加速走が11"1台。 腰が少し硬いような気もするが、 いつも通り6月下旬のこの時期に状態が上がって来たなと思っていた中での15秒台。

前日は市内大会の競技役員にあたっていたために、朝5時起床、6時半から7時半まで学校で前日調整練習を行ってからユニバーへ。 競技終了後はその足で大阪に向かい、長居での試合では御用達となっている長居駅前にある長居パークホテルに宿泊。 府外のオープン参加選手は予選のレースしか走れないので、当日は9時40分の予選のレースのみに集中するために7時に競技場入りしアップを行った。 そこまでやっている中での15秒台。う~ん、なぜだ。

今日は主観的にもグダグダな走りで良いところなしのレースだったと感じている。やはりスタートの4歩がもたつく。 最初の4歩が課題だとは認識していたのにも関わらず、練習で集中しきれていないようにも感じる。 兵庫選手権に向けて、再度その課題を認識して集中したスタート練習をしよう。 ハードリングについては、技術云々よりも、しっかりと踏み切ることができればそれで充分。 やりたい動きはしっかりイメージできるので、踏切さえできればあとはツボに入れるはず。 しっかりと強く踏み切ることを特に意識しよう。

長居で走ったら記録が出るのではと、「長居神話」を信じて大阪まで行って走ったが、そう簡単にことは運ばない。 先日、最近流行りのナイキやアディダスの厚底のスパイクを履いたらちょっとは速く走れるかなという誘惑に駆られて、 adizero prime sp2という高価なスパイクを注文した。 今日帰ったらそれが自宅に届いていた。 しかし、そんなスパイクを履いてみたところで、簡単にタイムはだせないだろう。 確かに、良いトラックやスパイクは記録を向上させてくれる。 しかし一番肝心なのは自分自身のパフォーマンスである。 練習以外でも、コンディショニングを含めてやれることはすべてやる。 しかしやっぱり、記録を出すための一番大事な要素はトレーニングではなかろうか。 まずは2週間後の兵庫選手権に向けて、今できる最高の自分が作れるようなトレーニングを行いたい。 そしていつものことながら、納得のいく走りがしたい。

2023/7/8 兵庫選手権 (ユニバー)

ベストは尽くせたと思う。 5組タイムレースで行われた予選の結果、14秒99までの上位8名が決勝に進んだ。 8番目のタイムは14"987。私のタイムは14"989。 1000分の2秒で決勝進出を逃した。前半3組は緩やかな追い風や向い風。4組目が向い風2.5m。そして私が走った5組が向い風4.5m。 不運もあったが、負けは負け。

1999年、大学3年のとき、はじめて兵庫選手権の決勝に残った。 大学1、2年の時は全く走れず、陸上をやめようかと思った時期もあったが、 それを乗り越えて出場した大学3年の兵庫選手権では、 予選15"42、準決勝15"26、決勝15"23(第6位)と3本自己ベストで走り、初めて近畿選手権への出場権を獲得した。 それ以来、出場した兵庫選手権の結果は、優勝10回、2位6回、3位3回、4位1回。 いずれの年も決勝に残り勝負することができていたが、とうとうこの日がやって来た。

兵庫選手権予選落ち

最後までやれることはやった。大会本部で1000分の1秒の単位の記録を確認した。 その後タイム差が1000分の2秒とのことで再判定を求め正式な抗議を行った。 総務員はいつも大変お世話になっている、一緒に仕事をしている秋山先生。 ただ、私は今真剣勝負をしているのだ。そんなことを気にしている場面ではない。 しばらくしてから私と8番に入った選手の判定写真を見せられた。 8番の選手はトルソーを突き出すようにフィニッシュしており、疑いようもなく14"897たった。 一方私は左肩を突き出す形でフィニッシュしており、外側から見た左肩の肩峰のラインで判定されていた。 一見なんら問題ない判定である。 しかし、ここで食い下がらないと終わってしまう。 今大会は私のフィニッシュにおける背中側からの撮影(インサイドカメラによる画像の記録)は行っていなかったので、 背面から見ないと正確に判定できないのではないかと迫った。 写真判定主任、トラック審判長まで巻き込んだが、判定は覆らなかった。 ここまでやってだめだったのだから仕方ない。

納得のいく走りがしたいと前述したが、結局納得のいく走りはできなかった。 レース内容自体は、今年最もよかったのではないかとも思うが、トータルして自分が満足できる走りはできなかった。 強い向い風というコンディションもあり、またしてもギリギリの14秒台。 44歳。筋力、体力が衰えはじめても仕方がない年齢かもしれないが、それを簡単に受け入れるわけにはいかない。 粘れるだけ粘る。やればできる。そう強く思って再出発せねばと思っている自分がいる。 今日はギリギリの予選落ちという結果終わったが、それと引き換えにものすごく大きな競技に対するエネルギーを得ることができた。

負けて悔しい

この気持ちは「勝って嬉しい」と同じくらい、強力なエネルギーを与えてくれる。 6月下旬の大阪選手権、7月上旬の兵庫選手権という私にとってのゴールデンルートで全く結果が得られず、 とてつもなく大きな「負けて悔しい」エネルギーを得られたと思う。 これからどうしようかということで頭がいっぱいだ。 実は最近、2020年まで続けていた初動負荷トレーニングを再開した。 新式のマシンが揃っているジムで、固くなっていると感じている、肩甲骨周辺、股関節周辺の筋肉に対する適切なアプローチを徹底したい。 他にもこれをやればいいのではというアイデアはいくつかある。 痛いところがない状態をキープしつつ、 決して妥協することなく、 2024年のシーズンも視野に入れながら、秋のシーズンの計画を練りたい。

日月大会名場所
9/24全日本実業団岐阜
10/9全日本マスターズ山口
来年8月下旬世界マスターズイエテボリ
今後の目標にしている主な大会(7/8現在)

2023/9/24 全日本実業団 (長良川)

大阪選手権の欄に書いてあるが、6月中旬のある日、朝起きるとぎっくり腰の症状に見舞われた。 幸いすぐに回復したが、8月上旬、またしても同じ症状に襲われた。そしてそれは8月中旬にも再発した。 痛みと付き合いながら、お世話になっている先生方に治療してもらいながらトレーニングを続けるも、 なかなか状態が良くならない。腰痛の怖さがなくなると、今度はお尻から左脚に焼けるような鈍痛を感じるようになった。 坐骨神経痛と呼ばれる痛みである。2019年以来2回目。前回は右脚だったが今回は左脚である。

守り過ぎてもダメだけど、攻めすぎてもダメ。まさに自分の身体との対話である。 ハードル&スプリントトレーニングは週2回に限定、その代わり初動負荷トレーニングを徹底的に行った。 2学期が始まり仕事が忙しくなるかなでも、相当なエネルギーを自身の競技に費やす。 頑張っているという感じではないが、エネルギーを費やしているにも関わらず成果が感じられないと精神的にしんどい。 以前もそんなことを書いた。いつもは練習内容を中心に、技術的なこと、感覚的なことを書く練習日誌には、 自身が前向きになれるよう、今の気持ちも綴っている。

秋の第1戦として110mJHと200mに申し込んだ広島マスターズは欠場。全日本実業団一発勝負で岐阜へと向かう。 通常なら前日にも刺激入れの練習を行いたいところだが、今回ばかりは刺激入れが命取りになる可能性もある。 全ての行動を、最高のパフォーマンスを発揮するための行動とする。 ただし、正解は分からない。自分が信じるベストをチョイスし続けるしかない。 結局、自分を信じて、最善を尽くすしかない。 あと1週間。19回目の全日本実業団へ向けて、最善を尽くす。(以上9/16記述)

こんなタイムだけど、郡市区決勝と同タイムのシーズンベストタイ。 満足な練習ができなかった8月のことを考えれば、しっかりとレースを作ることができたのではないか。 今年の全日本実業団参加B標準記録となっている14"80を上回りたかったところだけど、 今日については、しっかりと走りきれたことでよしと思える自分がいた。 サブトラックでは、全国レベルのアップ会場の雰囲気を味わうことができたし、 アップでそれほど手ごたえがなかったにもかかわらず、冷静に対処してきちんと走りきることができた。 19回目の全日本実業団を楽しめたとは思う。ここまできたらあと1回、節目となる20回出場をぜひ達成したい。 今年と同じであれば、「B標準14"80」かつ「関西実業団8位以内または実業団Premium Challenge Games8位以内」が出場条件となる。

現状、相変わらず坐骨神経痛の症状は治まらず、お尻の付け根と左脚が痛むこともあるが、 幸い運動時の方がその痛みを感じにくい。 痛みから動きを制限しているような状態ではないので、 今のところ、予定通り来週の秋季記録会(姫路)と再来週の全日本マスターズ(山口)に出場する予定である。 欲張りすぎず、今のペースで週2回のスプリント&ハードル練習と初動負荷トレーニングを続けて気持ちよく走り切りたい。 ハイハードル最後のレースとなる秋季記録会では14"80のクリアを目指す。 100mと110mJHに出場する全日本マスターズに関しては、目標記録を特に設けずに出場するが、100mで負けないようにはしたい。

2023/10/1 秋季記録会 (姫路)

強い向かい風の中できちんと走りきることができた。 結果に満足はできないが、今の状態を鑑みると納得できる走りができた。 早いもので、今シーズンも残すところ後1試合。100mと110mJHという出場機会が少ない種目でのチャレンジとなるが、気持ちよく走り切りたい。 目標記録を特に設けずにと前述したが、やっぱり目標は設けておこう。

ちょっと高望みのような気もするが、コンディションが整えば出せなくはない。 気持ちの良い走りと目標達成を目指して、あと1週間、最善だと思う取り組みを行いたい。

2023/10/9 全日本マスターズ (山口)

秋の3連戦の最終戦となる全日本マスターズ。14秒30とはさすがにいかなかったけど先週同様気持ちよく走れた。 秋季記録会の頃からリード脚のハムストリングスに嫌な痛みがあり、天気予報が悪かったことも相まって一時は欠場も頭によぎったが、 水曜日の練習でいけそうだと判断したので専門のハードルのみ出場した。 一方、後半スピードが上がったときに下腿を振り出して接地する100mのほうが怖かったので100mは棄権した。 理屈云々もあるが、ハードルを走り終えた時点でのやりきった感が欠場を決めた一番の理由であったように思う。 怪我無く無事に走り終えられたことでほっとした。

頭の片隅には、とりあえず山口まで行ってアップで怖かったらやめてもいいやくらいの考えはあったが、 それでもできるだけの準備をせねばと、今回は三木防災公園で前日調整を行った。 この秋は坐骨神経痛や腰が固くなる不安があったため、前日調整は最低限に抑えるというパターンで行っている。 それがうまくいっていたので、行き先が東の山口ということもあり今回はここで行った。 野球の試合があるという息子を6時20分に西明石まで送り、早いなとは思いながらも三木へ。 犬の散歩をする人、グライダーを飛ばして遊ぶ人、思い思いの時間を過ごす人たちが集う休日の朝の三木防災公園。 明日の試合に備えて本気で陸上をする私もこの広場に集う一員となって最終調整を行った。 この感じ好きだな~とか思いながら、予定通りのメニューをこなした。そして山口へと向かった。

山口の維新百年記念競技場に来るのはいつぶりだろう。田島記念で何回か来たし、全日本実業団でも来たことがある。 本来直接ホテルに向かう予定だったが、予定よりかなり早く着いたので競技場に立ち寄って受付を済ませてからスタンドに上がった。 私が会場を訪れた時には、年齢が高いクラスの100mが行われていた。 90代の選手の力走を目にした観客から自然な拍手が送られる。 これがマスターズの大会である。 岡山の田村選手と久しぶりに再会し、話をしながら共に観戦したが、この週末からガクンと気温が下がったため1時間程の観戦であったがかなり身体が冷えた。 ホテルに着いたらゆっくりお風呂で温まろうと思っていたら、 予期せず大浴場付きのビジネスホテルであった。しかもその大浴場がなかなか良かった。 湯船につかりながら、遠くまで来て宿泊して万全の準備をして試合に出るって面白いよな~としみじみと感じた。

試合当日は小雨が降ったり止んだりだったが、問題なくアップも行えたし、弱い向かい風で走りにくいという環境ではなかった。 そんな中で、今の自分としては十分やり切ったと感じた。とにかく、怪我無くレースを終えることができてほっとした。 山口陸協の運営も素晴らしかった。 秋の3連休に全日本マスターズマスターズの開催を受け入れてくれるなんて本当にありがたいことだ。忙しい兵庫では無理だろうななんて思った。 また、レース後には全国から集まったマスターズのハードラーたちとの会話も楽しむことができた。 4年ぶりの開催となる全日本マスターズ、その他の大会でもコロナ禍においては県外や地区外の選手は出場することができないという制約があったので、 なんだか同窓会のような雰囲気だった。 来年は京都、再来年は福岡での開催が決まっているとのこと。M45のクラスにひとつ上がるが、ぜひ来年も再来年も参加したいと思った。

8月以降は腰痛からの坐骨神経痛に苦しめられたものの、今シーズンもなんとかかんとか終了した。 しばらく身体を休めてからは、いよいよ45歳で迎えるシーズンへの準備が始まる。 数年前から目標にしていた年を迎えることになるが、まず触れておかなければならない話題がある。 M45の世界記録が14"38から14"26に更新された。神戸市記録会の欄で述べたドイツのJan選手がこの8月に更新した [M45世界新]。 まだまだ更新される可能性もある。やはり13秒台を狙えるような圧倒的なタイムで走らなければ。 一方、9月に行われたヨーロッパマスターズ選手権ではイギリスのElliottが追風参考ながら14"29(+3.0)で優勝している[M45ヨーロッパマスターズ]。 Elliottは過去3度の世界マスターズにともに出場したマスターズハードラーの友達。 Janはマラガで圧倒的な走りを目にした選手。来年の世界マスターズ、彼らが出場するかどうかは分からないが、出場するとなると同じクラスでの戦いとなる。 面白くなりそうだ。

2024年。いよいよ来年が勝負の年。目標は大きく3つある。

神戸高校で夢を追い、夢を叶える。必ず叶える。やればできる。

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