66 . 手抜き力(齋藤 孝)
- 最小限の労力で、最大限の結果を出せる人。そのためにはどこまで不要な手間を省けるか、無駄な手を抜けるかが重要。
- 万が一を気にしすぎることが、不安や心配性、取り越し苦労を生み、それが仕事を遅くする。
- 本質をとらえて最大限の力を注ぎ、それ以外は思い切って切り捨てるという覚悟。
- 大きな仕事をする時は、ささいなことを考えていても仕事は進まない。大きな目標に向かってとにかく前に進もう。
- 徹底的に考え抜いて決めたら、そして行動に移したら、そのことについてはもう考えない。
- 「手抜き力」のある人はチャレンジ力が高い。
- 「念のため」「一応」こそムダな時間やムダな手間を生み出す手抜き力の大敵なのです。
- やるべきことを厳選、限定し、自分なりの「型」を決めて、行動や思考を可能な限りシンプルにする。
- 少なめ少なめの意識で時間を捉える。
- 人間にとって時間は何より貴重なものです。相手の貴重な時間をできる限り奪わない。
- シンプルに考え、シンプルに行動する。そのために無駄を省く。
67 . 40代を後悔しない50のリスト(大塚 寿)
- 40代で大きな分かれ道を迎えたとき、ほとんどの人が「守り」に入ってしまう。それまでは果敢に挑戦してきた人でも「つまらない人」になってしまう。
- チーズはどこへ消えた?より
- 自分のチーズが大事であればあるほど、それにしがみつきたくなる。
- 新しい方向に進めば新しいチーズが見つかる。
- 古いチーズに早く見切りをつければ、それだけ早く新しいチーズが見つかる。
- 従来通りの考え方をしていては、新しいチーズは見つからない。
- 新しいチーズを見つけることができ、それを楽しむことができると分かれば、人は進路を変える。
- 多くの人が分かっていても結局チャレンジしていないのです。そしてそのことを後悔しているのです。ならば自分に言い訳などせず、ただやるだけです。
- 物事を面白がるには、二元論で考えないことです。もっとグレーゾーンを味わいましょう。
- 常に、10年後、20年後の目標を設定して「なりたい自分」の世界に生きているので、今を生きていない。 今を生きていないので今の幸せを実感できない。「なりたい自分」同様に「ありたい自分」、つまり今をどうありたいかの目標設定もしておくことです。
- 問題を小分けして自分の判断できるサイズに転換し、さらには意思決定の基準を明確にしてことに当たれば、覚悟がしやすくなる。
- 自分が「やりたい」「やりたくない」の前に会社があなたに何を期待しているかを明確に把握して、すり合わせておく必要があります。
- 「どこまで目指すのか」を考えるということは同時に「〇〇は目指さない」という判断もするのですから、おのずと人生の方向性が定まってきます。
- 負荷をかけないと自分の本物の力は引き出されません。小手先で仕事をしているとそれが癖になり、成長はその時点で止まってしまいます。
- 相手の心を動かす伝達力
- 最初の「つかみ」と「落としどころ」を大切にする。
- ワンフレーズで言い切って、言葉をつなげる。
- 事例で伝える。
- 話し方のポイント「キーワード」「キーフレーズ」「エピソード」。どんなに高水準のスキルや知識を持っていても、話し方のスキルが低いと高い評価は得られない。
68 . 成熟力「45歳から」を悔いなく生きるリスタート(齋藤 孝)
- 単に「トシをとる」のか、ワインやウイスキーのような、エイジング(熟成)と周囲から認められるような年齢の重ね方をするのか。
- 相手に対して寛容な気持ちを持ちながら接していくと、人間的な大きさや成熟といったものが自分でも確認できるでしょう。
- 後悔と不安を完全になくせば、すごい悟りの境地に達したということです。禅とは、基本的に今という時間しかないという考え方です。
- 過去と和解して、未来に対してある程度の軸は立てるものの、取り越し苦労しすぎないようにする。
- 自分の世界観をつくった人が強い。どちらがいいというより、自分のスタイルを持ったらOK。 自分の気質や体質は変えにくいので、それを味や技に変えていくのがポイント。
- 45歳からの人生は、一つのことに打ち込むのではなく、並行的に多くのことを進めていきたい。 それが出来るのは成熟した大人ならではの良さだと思うのです。
69 . チーズはどこへ消えた(スペンサー・ジョンソン)
- 変化とは何かを失うものだと思っていたのが、何かを得ることだと分かった。
- チーズを見つけることは簡単ではなかったし、二人にとっては毎日食べるチーズがあるということ以上の意味があった。
- 変化が起きるのを予想し、変化を求めるのだ。いつ変化が起きるのか本能的に感じ取り、それに適応する準備をする。
- ホーは恐怖に捕われていたのを悟った。新しい方向に踏み出したことで、解放されたのだ。
- 自分を幸せにしてくれるのは、ただチーズを手に入れることではない。もう恐怖にかられていないことが嬉しかった。現在やっていることが気に入っていた。
- 人が恐れている事態は、実際は想像するほど悪くはない。
- 問題を複雑にしすぎないこと。小さな変化に気づくこと。変化に早く適応すること。最大の障害は自分自身の中にある。自分が変わらなければ好転しない。
- つねに新しいチーズがどこかにある。
70 . 人生を面白くする本物の教養(出口治明)
- 人間社会とは、いびつな欠片が集まってひとつの安定状態を形成するものなのです。大事なのはいびつな欠片を指摘することではなく、全体としての安定状態を把握すること。
- 個々の木を見る前に森の姿、森の全体像をしっかりととらえることが肝要です。最初に物事の本質をつかんでおけば、間違える確率が大幅に減少します。
- 「ひとつになろう」というスローガンに盲目的に従うよりも、みんな一緒で本当にいいのかどうか、自分の頭で確認したほうがはるかに健全です。
- 本質をとらえるために、「本音」と「建前」を見分け、「本音のところでどういう動機なのか」を考える。
- 仕事は「どうでもいいこと」だという価値観があれば、自分の信念に従い、思い切った仕事ができる。
- 自分のやりたいことをやる人生が一番素晴らしいと思っています。自分のやりたいことは人生のステージによってさまざまに変わるし、変わってもよい。ただし、プロである以上、期待された仕事はきちんとやることが前提。