2006 (H18/社6/27歳)

2006/3/25 兵庫実業団記録会 (尼崎)

早くも、トラックシーズンがやってきた。今年は、昨年の最終戦の欄にも記載したとおり、27歳で迎える社会人6年目のシーズン。 地元兵庫で国体、日本選手権が開催される。自分にとっては、非常に思い入れの強い年である。 昨年のこの記録会の感想を読み返してみると「冬はウエイトトレーニングに例年以上にしっかりと取り組み、クリーン140kg、スクワット220kg(推定)と、 数値としての成果…」とあった。今年の冬は、昨シーズンの反省を活かし、特に「体の芯から気持ちよく動かすこと」「動く体を作ること」を意識してトレーニングを行ってきた。 感覚的な効果は徐々に現れてきた気がしている。

今日のレースについては、天候などのコンディションはよかったが、やはりまだ3月とあって、非常にスローモーションな動きに感じられた。 後半のハードリングもバラバラであった。しかしながら、シーズン最初の試合としては、過去最高、3月のタイムとしては、 スロースターターの自分にとってそう悪くもないという感じである。 過去5年間のシーズン最低記録と最高記録の差の平均を調べると、1"15であった。もし今日の記録がシーズンの最低であって、 例年通りに体を仕上げていくことができれば計算上シーズンベストは13"95になる。 一方、目標としているタイムは13"90。果たしてどのような結果になるのであろうか? 自信をもって、目標が達成できるよう、最善の取り組みを行っていきたい。今後の試合が、楽しみだ。

2006/4/8 兵庫実業団選手権 (加古川)

今季2回目の試合も、風が強かったものの追い風で、気温も上がり良いコンディションの中で行えた。 選手権とは名ばかりの、活気のない大会であるが、4月の上旬にある貴重な大会として毎年参加することにしている。 この日は、13時25分のレースに備えて、10時30分から12時まで1次アップ、12時45分から13時15分まで2次アップを行った。 その日の状態の中で、できるだけ良いパフォーマンスを発揮するためにはどのようにアップを行えばよいか、記録会などを通して確認していきたい。 走っている中で気をつけた点は、後半の走り。リズムが少し遅くなってくるところで、インターバルの3歩をしっかり走ることを強く意識した。 そのおかげで後半の走りは、普段に比べてよかった感じがしている。ただ、ハードリングの際やや腰が引けているという感覚があったので、そのあたりは今後の課題であると思う。 走っている中でスピード感はあまり感じられなかったが、タイムは予想以上に良かった。順調な仕上がりであると言える。 4月中旬から6月中旬にかけて、14秒前半で走れるくらい調子を保った中で、十分な練習量を確保することで、次のステップを目指せればと思う。 そして、6月30日の日本選手権、7月15日の兵庫県選手権で結果を出したい。

2006/4/30 春季記録会 (ユニバー)

例年4月上旬に行われている記録会であるが今年はやや遅めの時期に開催された。 8日の試合以降、年度当初の仕事が忙しい中ではあったが、身体の調子はかなり仕上がってきていた。 しかし記録は前回を100分の1秒上回るにとどまる。要因として、5台目のハードルでリード足のハムストリングスを引っ掛けてしまったことが考えられる。 見た目以上にスピードのロスがあった。それがなかったら、おそらく14"5前後では走れていたと思う。

さて、今日の仕上がり具合が14"5だとすると、目標記録まではあと0"6秒。どのようなことをすればこの0"6秒を解決することができるか。 特に以下の3点に注目して、目標達成を目指したいと考える。

  1. まだまだ4月、体調はこれからさらに良くなっていく。確実なピーキング。
    →強化練習と回復期間のメリハリを持たせたトレーニングを計画。
  2. アプローチから第1ハードルまでのタイムの短縮。
    →スタートダッシュの技術の確認、改善と第1ハードル独特のハードリングの定着。
  3. 高スピードの中でのハードリング、インターバル走の技術習得。
    →ショートインターバルでのリズムドリルの実施。

日本のハードル界では、男子の田野中選手が世界選手権A標準の13"55、女子の池田選手が日本歴代2位の13"04を記録するなど、 トップ選手が好記録を出しているニュースを耳にするが、自分はマイペースでゆっくりとしかし確実に、6月30日と7月15日に照準を絞ってトレーニングを行っていこうと思う。 次回、5月4日の神戸市民大会では、おそらく記録的には今日と同じくらいかややそれを下回るくらいであると経験的に予測できるので、内容面で満足できる走りをしたい。 また、技術の確認を試合を通して行いたい。

   

2006/5/4 神戸市民大会 (ユニバー)

4日前の体調とは打って変わって非常に身体が重たかった。仕事もなく念入りにコンディショニングしたつもりであったがである。 この大会は神戸市の中学生・高校生が多数参加する大会で、試合という気分になかなかもっていけず、また、ウォーミングアップをする場所もないという状況なので、 大会としての条件は良くない。しかし、一般高校の部に出場するということは、高校生の貴重な活躍の場を奪っているということで、 中途半端な走りはできないという思いでレースに臨んだが…。

次の試合は21日の関西実業団。春季の前半は関西でひと段落、それが終わったらまた少しトレーニング量を確保する期間を設けて、春季後半に備えようと考えている。 関西実業団では、昨年、一昨年と2位に甘んじているので、満足のいくタイムで優勝し、気持ちよく切り替えできるようにしたい。 神戸市民大会では、結果はまったくであったが、精神的な課題や技術的な課題を少し発見できたように思う。 技術面の課題については春季記録会の欄に記載したことに含まれていたのだが、具体的に言葉で言い表すとすれば、 「ブレーキの少ない踏み切り」「身体がくの字にならない踏み切り」といった感じのイメージ。 以前から大きなテーマであったのだが、それを今以上に徹底的に思い描いて練習する必要があると感じる。 この大会で感じたことを、今後にいかさなくては。

2006/5/21 関西実業団 (鳴門)

例年春季シーズン前半の締めくくりと位置づけているこの大会、過去のこの大会での記録と、シーズン最高記録を比較してみて、差は大きくて0"55、少なくて0"24秒、 平均が0"414秒であった。今季の目標記録が13"90であるから、それに向けてこの大会では、14"14から14"45くらいのタイムが出ればよいだろうと、 目標を14"30に設定して鳴門に向かった。事前の情報収集のなかで、鳴門の競技場では雨上がりの晴の日に北よりの風が吹き、ホームストレートが追い風になる傾向を知っていたし、 実際一週前に行われた中四国インカレでも雨上がりの日曜日、強い追い風が吹いていた。天気予報は、土曜まで雨で日曜が晴。コンディションは良いはずだ。気持ちも乗ってきていた。

さて、当日を迎えると予想通り追い風が吹いていた。そして計画通り周囲を気にせず自分のペースでアップを終えることができた。 1本目のレースで身体を仕上げていくアップの形が確立されてきたと思う。 レースを振り返って、身体はとても動いていて調子は良かったのだが、ハードリングというか内容はバラバラになってしまった。 特に4台目、スピードに乗ってきたところでさばききれず大きくバランスを崩して着地、4台目と5台目のインターバルの走りが大きく乱れて、 さらに5台目のハードルをぶつけている。しかしそんなアクシデントの中、最後までよく粘れたとも思う。春季記録会の欄に記述した課題の(3)については、 まだあまり実践できていなかったので、今後それを行うことで、自分の体感したことないスピードの中でのレースに対応できるようにしたい。 勝負という点においては、以前から勝負強い方ではなかったが、最近はことごとく接戦に負けている。 ひとりで練習をしているので併走することはできないが、勝負に勝つイメージを強くもっておく必要がある気がした。

これで春季前半戦終了。上記のデータによると今回のタイムが14"27であったので、昨年まで通りトレーニングを続けていけば、今季最高は13"72から14"03に入るはず。 昨年並みの伸びを示せば、ジャスト13"90に到達する。計画通りだ。自分の取り組みに自信をもって、日々のトレーニングを大切に行っていきたい。 また、今回は当日自宅から競技場にいけなくもない距離であったが、宿泊を伴う遠征独特の雰囲気を味わうために、前日に徳島市内に宿泊し試合に備えた。 過去のデータを調べたり、事前に競技場やコンディションの下調べをしたりすることもそうだが、陸上競技には楽しみ方がいろいろあると思う。

関西最高タイム差
200115"1214"590"53
200214"6614"420"24
200314"9914"440"55
200414"5814"200"38
200514"6914"320"37
関西実業団とシーズン最高の記録

2006/6/10 神戸市録会 (ユニバー)/尼崎ナイター (尼崎)

関西実業団後今週の水曜日まで、しっかりと走り込みとウエイトをする期間を設けて、疲労が残った状態であったが、 積極的に2試合に出場した。重たいという感じでもなかったが、からだの切れ味はそんなになく、 走っている中でのスピード感もあまりなかった。そのような中での尼崎の記録は、自分の中でまずまず納得のいくものである。 神戸市記録会の走りと比べ、後半にしっかり走ることを意識できていた点がタイムの差となったような気がする。 今後は、疲労を取りながら、実践的な技術練習を行い、日本選手権、兵庫県選手権にピークをもっていく。

2006/6/17 関西実業団記録会 (尼崎)

2週連続で記録会に出場。疲労をとってリフレッシュした中で1本走る予定であったが、 湿度が高かったせいもあり、身体が重たく、気持ちの良い走りをすることができなかった。 記録も、14"3くらいのタイムを出せればと思っていたが、先週の記録を若干上回るにとどまった。 今日の段階で、目標に向けての、体調仕上がり、結果ともに予定と少し違うものになってしまった。 しかし、やってきていること自体に間違いはないと確信しているので、今まで予定していた通り、1日1日のトレーニングを消化し、 疲労をためないように注意をして、日本選手権、兵庫県選手権で自己記録の更新、さらには、今季の目標タイムの実現を目指したい。

2006/6/30 日本選手権 (ユニバー)

2度目の日本選手権。昨年はやや身体が重たい感じもあったが、今年はかなり調子が良いとの感覚を持って、この大会を迎えることができた。 アップのときも身体が軽く、追い風が吹けば間違いなくベストは出るなというくらの感覚をもっていたのだが、 残念ながら14"40と納得のいかないタイムに終わった。しかし、かなり集中した走りができたし、今まで課題であった後半の走りが改善されていることを感じられたと思う。 前回の記録会と0"09秒しか変わらないというのが信じられない。体感的にはもっと出ていたが、1台目でハードルにかすめてしまったり、 全体的に不安定な走りだったりしたようにも感じる。本当に集中していたので、そのあたり細かいところは覚えていない。 調子がそれほど良くないときは、ハードルをひっかけることはほとんどないし、大きくバランスを崩すこともない。 先日の鳴門での試合や今日のレースもそうであるが、体調がよくなってくると、スピードが上がってくる分、ハードリングに誤差が生じやすい。 体感的には影響をあまり感じていないが、結構大きなタイムの違いにつながっているのかもしれないと感じた。 調子のいい中で安定した走りができればおのずと記録はついてくるはずだ。

勝負という点では、5組行われ3着+1、14"39までが予選通過であったのでかなり悔やまれる。 しかし、昨年はまったく勝負にならなかったが、今年はきちんと勝負することができたと見ることができるので、一歩前進かとも。 とりあえず、紙一重のところで悔しい思いをしたが、気持ちを切り替えて、明日からは兵庫選手権にむけて、しっかり練習をしていきたい。

2006/7/15 兵庫選手権 (ユニバー)

自己ベスト、ならびに国体目標記録を目指しての今年の兵庫選手権。日本選手権の時同様調子は良かったが結果に結びつけることができなかった。 特に決勝に関しては、気負いすぎ、力みすぎでまったく納得のいく走りができなかったように思う。翌日には100mにも出場した。

さて、今シーズンは社会人になってからでも特に、競技に集中した生活を送り、日本選手権と兵庫選手権でなんとか記録を出したいと思っていたので、 その反動か県選が終わってから1週間くらいは無気力状態で、練習をする気にならなかった。 ホームページを更新する気もおこらなかった。しかし、その後はまずまずの練習量を確保できたのではないかと感じている。高校生と一緒になって練習をしたり、 2部練習をする日もあったりしたが、今年の夏はある程度の計画の中で、走りたいときに走る、ウエイトをしたいときにウエイトをするというスタイルで過ごしてきた。 そして、明日8月19日からは3泊4日で合宿。滋賀県のおいしい空気の中で気持ちよく指導と自らの練習を行ってきたいものだ。 気がつけば近畿選手権が目の前に迫ってきているが、今はこの調子で、肩肘張らず、練習や試合などを楽しく、気持ちよく行っていけば、 おのずと良い結果に結びつくのではないかと思っている。

2006/8/26 近畿選手権 (西京極)

夏季練習を終えて始めの試合。例年、計画段階から重要視していた大会だが、今年はまったく意識の中に無く、 単なる秋のシーズンの第1試合という感覚で出場した。前日の気持ちも、まったく試合気分になっていなかった。 そんな状態で自宅から電車で西京極まで行ったが、アップの最中に思わぬ出来事が起こった。流しの最中に首筋に激痛が走ったのだ。 寝違えたような感覚である。首が回らない。走れないことはないが走ると少し響く。しかし棄権するほどではなかった(まっすぐ向いている分には支障ない)のでアップを継続した。 上半身をリラックスすることを意識できてよかったと考えた。そして、首に痛みと違和感を覚えながら走った予選は、3台目くらいまでリードを許したが、 後半しっかり走れて全体でも1位で通過出来た。サブトラックで他の選手をみているともっと動いていそうだったのに意外だった。首筋は痛いが、身体は動いてなくもない。

続く決勝。予選に引き続いてフライングの後の2回目のスタートであった。 予選同様、前半は3人くらい横一線だったが、後半すっと抜け出すことができた。3年振り、3度目の近畿選手権優勝であった。 関西実業団や近畿選手権で最近よく競り負けている選手に、競り勝ったので、ちょっとうれしかった。 記録も調整していない中、向かい風の割には悪くなかった。今年は後半しっかり走れるようになっているし、 今日のアップで、首筋が痛かったからかどうか分からないが、アプローチのいい感覚もつかむことができた。 兵庫選手権以降、やや陸上に対するモチベーションが低下していたが、 この試合をきっかけに、陸上モードに突入していけそうな気がする。春は不発に終わった分、秋のシーズンに期待したい。

2006/9/9 尼崎ナイター (尼崎)

近畿選手権後、体調もなかなか良くなってきたかな感じることがあり、いい記録が出るかもと思いつつ参加した今日の記録会であったが、 主観的な調子とは裏腹に、まったく身体が動いていなかったようだ。 今日の反省としては、残暑が厳しかったということもあるが、ややアップが不足していたかなと感じた。 他の選手から「アップが長すぎるんじゃない?」と言われることがあって、今日は少し少なめにしてみたが、やはり自分には不向きのようだった。 残すところ、今年度の試合は全日本実業団と、香川カーニバルの2回。冬季から比較的充実した練習をこなせてきているし、 自己記録更新の可能性は十分にある。このチャンスを逃す手はない。気負いすぎずにがんばっていこうと思う。

2006/10/1 全日本実業団 (九州石油ドーム)

自宅から新幹線のぞみとJR九州の特急ソニックを乗り継いで約4時間、大分九州石油ドームにて今年の全日本実業団が行われた。 昨年、一昨年と2年続けて決勝に残ることができ、今年は決勝で勝負ができるようにとおもっていたのだが…。

この日は、朝から小雨がぱらつき、気温も20度前後でやや肌寒さも感じられるような気候ではあったが、 開閉式の屋根がついている九石ドーム。到着したときには開いていた屋根が、9時頃閉められた。ドーム内は微風。 よって、レースは非常によいコンディションで行われた。 そのレースに備え、1次アップを7時50分から9時半まで。9時半まではメイントラックを使用してもよいというアナウンスがあったので、 勝手にハードルを並べて練習。調子は良い。ひとつ気になったのはスタートブロックのクリアランスがちょっともたもたしている感じがあった点。 最終アップではそこを修正しよう。2次アップは10時15分から35分まで。まずハードルを跳びたかったが、雨天練習場にはハードルがなかったため、 仕方なく雨のサブトラックで練習。ハードル練習をさっとすませて、雨天練習場でブロッククリアランスの確認。そのような流れでアップを終えた。 アップをした感じ体調は良い。精神的な昂りも最高潮であった。しかし今思えば、その興奮しすぎた気持ちが記録を出すチャンスを遠ざけたように感じる。 もっと落ち着いて集中しなくてはならなかった。集中の中に焦りのようなものが存在していた。 生涯通算194本目のレース、27歳というハードル界ではベテランといってもよい年齢になってもまだなお緊張する。 だからやめられない、だから面白いのだと思うが。 過度の集中、緊張は時に実力以上の力を引き出すが、日頃の力を発揮できない状況を作ることもある。 今回はその後者のほうであった。1台目にリード脚をぶつけてしまい、焦った状態の前半、中盤7台目くらいでは大きく浮いたハードリング。 10台目を超えた段階でまったくスピードを持っていなかった。散々のレース内容だった。

さあ、いよいよ今シーズンも残すところあと1試合。自分の好きな丸亀での大会でなんとか結果を出したいと思うが、 気持ちが先行しすぎても失敗の素となってしまう。振り返ると、今シーズンはゴールしてから「よしっ!!」と思えたレースが1度も無い。 自分の中で覚えている2001年5大都市(14"59=当時自己新)や2004年布勢リレーカーニバル(14"28=追風参考)のようなゴールした瞬間に喜びを感じられるレースがしたい。 今季のこれまでの「失敗」を「成功の素」とできるかどうか。悔しさをバネに、気持ちのよい走りができるように、自分の力を発揮できるように、 精神的なアプローチを含めて、しっかり準備をしていこう。

2006/10/28 香川カーニバル (丸亀)

間違いなく、今シーズン一番いい仕上がりで迎えた香川カーニバル。結果は当然もう少し良いものを望んでいたが、客観的に考えると悪くはなかったのではないかと思う。 実業団以降は、非常に内容的に充実した、量は少なかったかもしれないが、密度の濃い練習を行えたので、現在、ハードリング、スタートダッシュ、非常に良い感覚がある。 筋肉の使い方、力の発揮の仕方、重心移動の仕方 など。なので、毎年同じようなことをしているが、今の状態でもう一度記録に挑戦したいと思い、 現在競技会を探している。候補としては11月4、5日の国際武道大学記録会(武大)か11月3日島根県記録会(松江)。大会探しと並行してコンディショニングを行っていきたい。

今は香川カーニバルのことを振り返るというより、次のことで頭がいっぱい。 この大会で感じた事等は、出来たら次回一緒にまとめよう。閲覧者はごく僅かであるが、ホームページをアップすることは、 自分にとって自分の考えをまとめる良い機会だと感じている。

2006/11/4 国際武道大学秋季合同記録会 (武大)

前述の通り、香川の後、どうしてももう一本走ってみたいと感じたので、今週ははるばる新幹線と特急わかしおを乗り継いで千葉県勝浦市にある国際武道大学まで行ってきた。 結果は残念ながら自己ベストどころか先週の記録をも下回ったが、今回の遠征、自分なりに楽しめた気がする。まずは、先週分も含めてレースの振り返りを簡単に。

4本のレースで、結果は出せなかった。しかし、満足感ではないが、がんばったぞという感じを得ることができた。 先週、今週とやれるだけのことはやっての結果だったからだと思う。気持ちがすっきりした。やれるだけのことはやった。 そのおかげで、試合終了直後、激しい雨に見舞われ、武大から勝浦駅までびしょびしょになって歩くというハプニングもあったが、 そんな出来事も旅のひとつの醍醐味だと思えた。そして、帰りの電車では、旅の情緒に浸ることができた。 今回の遠征ではちょっと懐かしいBGMをと用意していた、ミスチルのライブアルバムを聞きながら、車窓を眺める。 そして来季のことをあれこれと考えた。 以前から少し考えていたのだが、同じことを繰り返しても、劇的な伸びは期待できないだろう。 過去の特定の良かった時期(具体的には自己記録を出した年など)のメニューを参考にしがちだったが、それも違う気がする。 なんというか、練習量とか練習の質とかの議論ではなく、非常に抽象的だが、これまで13年間ハードルをやってきた経験、 その中で培われた今の自分の感覚を大切にして、もっと自分の身のこなし、身体特性などの本質的な部分に迫らなければならないのではないかと思う。 もっともっと運動神経を敏感にしてトレーニングを進めていかなくてはならない。 また、今日改めて感じた。公私共に人間的にはまだまだ未熟であるとしばしば感じるのであるが、 陸上に対する取り組み、姿勢に関しては本当に誇れるものがあるという事。 結果が全てだと言われたらそれまでかもしれないが、でも、このことは自信をもって言える。これからも大切にしたい。 このほかにも、あれやこれや考えたが、結局結果としては2間ベストを更新できていない。しかし、「高ければ高い壁のほうが、登ったとき気持ちイイ」。 来年「起死回生のRevolution」を起こせるように、1日1日大切に、陸上競技と向かい合っていきたいな…なんて思っていたら新大阪に到着した。

[<<翌年] [↑先頭] [↑目次] [前年>>]